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「やさしい映画」――心が浄化され、あたたかい気持ちになる映画3選!

「やさしい映画」――心が浄化され、あたたかい気持ちになる映画3選!

私たちの暮らしは、やさしさの連鎖で成り立っているのかもしれない。 「そんなきれいごとを…」と思ったあなた。 これから紹介する作品を観れば、少しは納得できるはず。 心が洗われて、やさしい気持ちになれる映画を3作ご紹介。 何かと慌ただしい毎日。カチカチになってしまった心をゆっくりと溶かせば、隣のあの人にもちょっぴりやさしくなれるかも。 やさしくなるために。 まずは、やさしい映画でも観て、お手本にさせてもらいましょう。 ★ご紹介作品 ■『南極料理人』 ■『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』 ■『ペイ・フォワード 可能の王国』 執筆:金剛石マイ

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  • 作成日時:
    2025/10/08 11:29

南極料理人

制作年: 
2009年
南極料理人

弱さを隠し切れない共同生活には、やさしさがいっぱい。 南極観測隊員の西村淳のエッセイ「面白南極料理人」を、堺雅人を主演に映画化。極寒の南極ドームふじ基地にやってきた8人の観測隊員の1人、西村の仕事は隊員の毎日の食事を作ること。約1年半、遠く離れた日本に家族を残し、隊員たちは悪戦苦闘しながらも次第に絆を深めていく。 生瀬勝久演じる雪氷学者の”本さん”、きたろう演じる気象学者の”タイチョー”や、豊原功補演じる医療担当の”ドクター”、そして堺雅人演じる調理担当の”西村”など個性豊かな隊員たち。 性格も役割も違う8人の隊員は南極という僻地で共同生活をしていくのだが、徐々に各々の弱みも隠し切れなくなっていく。 空腹に耐えかねて深夜にこっそりラーメンを食べちゃう人や仮病を使ってズル休みをしちゃう人など…。 調理担当の西村はそんな人間らしい弱さを見せる隊員たちを見逃してあげたり、代わりに仕事を引き受けたりと、やさしく受け止めていく。 しかし、あるとき隊員たちの取っ組み合いの喧嘩に巻き込まれ、大切にしていた娘の抜けた歯を南極の地に掘られた穴に落としてしまうのだ。 これに落ち込んだ西村は部屋に引きこもり、珍しく食事の用意をできずにいた。 そんな再起不能な西村の代わりに、残りの隊員たちは仕方なく調理場で食事を作ることに。 大の大人の男たちがわちゃわちゃと落ち着きなく慣れない料理をする場面はクスっと笑えると同時に、彼らの不器用なやさしさがじーんと沁みる。 しばらくたってから気まずそうに調理場に入ってくる西村は、親戚の集まりに遅れて登場する思春期の男子高校生のように何とも言えない顔をしていて、これまた最高だ。 大人になると新しい友達ができにくくなるのは、人間として出来上がってしまい、互いの弱さやしょうもなさが簡単には見られなくなるからと聞いたことがある。 南極ドームふじ基地の隊員たちは逃げることのできない共同生活の中で思いがけず互いの人間らしい弱さやしょうもなさを共有し、それをやさしさでカバーし合うことで次第に絆を深めていったのだろう。 大人になってからこんな出会いがあるのは羨ましいとさえ思える。 ちなみに、劇中ではとっても美味しそうな料理を隊員たちがとっても美味しそうに食べるため、飯テロは不可避。鑑賞の際は、なるべく空腹時を避けるのが賢明だ。

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僕らは人生で一回だけ魔法が使える

制作年: 
2025年
僕らは人生で一回だけ魔法が使える

「人が人を想う気持ち」がもたらす魔法 放送作家・脚本家の鈴木おさむ原作による同名の朗読劇を映画化。緑豊かな自然に囲まれた小さな村を舞台に、人生で一度だけ魔法が使えると知らされた18歳の少年たちであるアキト(八木勇征)、ハルヒ(井上祐貴)、ナツキ(櫻井海音)、ユキオ(椿泰我)の4人が、魔法を使うかどうか悩み、時にぶつかりながら大人へと成長していく姿を描く青春ドラマ。 悩んだ末に4人の青年たちが魔法を使う姿を見届けたとき、きっとあたたかく澄んだ涙が流れるはずだ。 この設定を聞いてタイトルの”魔法”という文字をみると、ファンタジー作品かな?と想像しがちだが、観終わったころには全く違う印象を持つことになる。 本作は”日常生活”や”人と人との繋がり”という非常に普遍的なものに目を向けた作品なのだ。 誰しもがこれまでの人生の中で忘れられない風景や心に残る瞬間を経験したことがあるだろう。 本作は、そういった瞬間は「誰かが自分を想う気持ち」がもたらした贈り物だったのかもしれないと思わせてくれる。まるで答え合わせをするように、過去を振り返りたくなるのだ。 それと同時に、そんな一瞬を見落とすことのないように日常の小さな幸せを幸せだと感じられる健やかさを持ち続けたいという希望も与えてくれる。 これまでの人生の大切な瞬間をより愛おしく感じさせ、これからの日々の幸せをより豊かに感じさせる見方を教えてくれる作品だ。 さらに、心地よい春の空気を感じるような澄み切った美しい映像も大きな見どころ。 本作は現在配信サービスで観ることができ、Blu-ray&DVDも発売中。 Blu-ray&DVDには約1時間のメイキング映像が収録されており、撮影裏まで楽しめる贅沢な品となっている。 心を浄化したいときに、そっと寄り添ってくれる一本だ。

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ペイ・フォワード 可能の王国

制作年: 
2001年
ペイ・フォワード 可能の王国

「恩返し」ではなく「恩送り」 11歳の少年トレバーは、社会科の授業中、担任のシモネット先生から「もし君たちが世界を変えたいと思ったら、何をする?」と問い掛けられる。悩んだ末にトレバーはあるアイデアを思いつく。それは受けた好意を相手に返すのではなく、他の3人に贈る“ペイ・フォワード”というものだった。 トレバーを演じるのは、『シックス・センス』の演技で弱冠11歳でアカデミー賞にノミネートされたハーレイ・ジョエル・オスメント。シモネット先生は『アメリカン・ビューティー』でアカデミー主演男優賞に輝いたケビン・スペイシー、そしてトレバーの母親を『恋愛小説家』でアカデミー賞に輝いたヘレン・ハントが演じるという豪華なキャスト陣。 もらった好意を他の3人に贈るというこの“ペイ・フォワード”がなんとも面白い発想。ただ、自分の好意を受けた相手が他の人に同じようにしてくれるという性善説的な信頼を前提とした仮説であるため、「んー、トレバー君、そんなに上手くいくかな?」と懐疑的になってしまう。 だがしかし、物語が進みこのムーブメントが少しずつ広がるうちに「本当に世界が変えられるかもしれない」と思わされるのだ。 ところで、日本語には「恩送り」という言葉がある。耳なじみは薄いが、「恩返し」とはまた違った、やさしさのバトンがつながっていくイメージを持つ言葉だ。本作を観ると、この「恩送り」という言葉がぴったりと心に残る。 鑑賞後にはきっと”ペイ・フォワード”する気にさせられ、世界が少しマシになりそうな予感を抱かせてくれる作品だ。 クチコミを見ると本作のラストシーンに対して様々な意見が散見されるので、この終わり方をどう感じるかも含めてぜひ鑑賞してほしい。

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©2009『南極料理人』製作委員会(tm) & © Warner Bros. Entertainment Inc.

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