
FNS『初恋サイダー』で蘇る、嗣永桃子
昨日のFNS歌謡祭で、Buono!「初恋サイダー」を井上和(乃木坂46)、櫻井優衣(FRUITS ZIPPER)、佐々木舞香(=LOVE)、TSUZUMI(海老原鼓/ME:I)、吉川ひより(超ときめき♡宣伝部)の5人がカバーした瞬間、体が勝手に反応した。元・嗣永桃子オタクの記憶が、イントロのドラムより速く走り出す。 思い出すのは、Buono!のロック然とした音に負けない“ももち”のクリアな声。抜ける高音、語尾のコントロール、跳ねる表情。センターでなくても画面の真ん中に来てしまう人。ダンスは大振りじゃないのに見栄えがして、手首の角度まで計算されている。MCではぶりっ子を盾にも矛にも変えて、空気をやわらかくしつつ、ちゃんと着地させる。アイドルとしての“完ぺき”って、技術と覚悟とユーモアが同居している状態のことだと、彼女が教えてくれた。 昨夜の5人は、そのエッセンスをそれぞれの色で受け継いでいた。ハモりの重ね方、視線の送り方、カメラへの入り方。曲が終わる頃、思わず「許してにゃん」を喉まで出しかけて、テレビの前で小さく笑った。引退しても、身体に刻まれたコール&レスポンスは消えないらしい。 そして気づけば、記憶はもっと前へ遡る。原点は2002年の映画「仔犬ダンの物語」だ。小さな手で命に触れ、まっすぐカメラを見るあのまなざし。あの無垢さに、後年“ももち”が纏ったプロ意識の芯が見える気がする。可愛いを徹底的にやり切る強さも、誰かを守るようにステージを回す優しさも、あのときの視線から始まっていたのかもしれない。 FNSのカバーは、いまのアイドルたちがその道を歩き続けている証。ありがとう、そしてやっぱり思う。嗣永桃子は、私の中で今も完ぺきなアイドルだ。
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- 作成日時:
- 2025/11/14 12:31
仔犬ダンの物語
小学生の女の子たちが、ある日空き地で震える迷い犬の子犬を見つけ、「ダン」と名付けてこっそり世話を始める。ペット禁止の住宅や親の反対、クラス内の役割分担をめぐるすれ違いにぶつかりながらも、彼女たちは持ち回りでエサやりや散歩、トイレのしつけを覚え、嘘をついたことへの罪悪感や責任の重さと向き合っていく。やがてダンが体調を崩したり、一時行方不明になった出来事をきっかけに、子どもたちは先生や家族に打ち明け、周囲の大人たちも巻き込んで“ダンにとっていちばん幸せな居場所はどこか”を本気で考えるようになる。 最終的に、彼女たちは「自分たちが飼いたい」気持ちよりも、ダンの将来を優先して新しい飼い主に託す決断をする。涙の別れを経て、友情の確かさと生命を預かる責任、そして手放す勇気を学ぶ。映画は、日常の小さな冒険の先にある成長の一歩を、子犬と子どもたちの視線で温かく描いていく。嗣永桃子は主要キャストの一人として、等身大の少女の揺れと優しさを体現している。
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