
実写化はなぜ成功?羽海野チカの世界観が宿る『ハチクロ』と『3月のライオン』
男たちの間に流れる“言葉にならない感情”を浴びて生きてるタイプの私です。そんな私が、今週末の『漫勉neo』に羽海野チカ先生ご出演のニュースを見て、居ても立ってもいられなくなりました。 羽海野チカ作品といえば、あの繊細すぎる心理描写と、才能を巡る残酷なまでの現実。正直、実写化なんて難しくない?と普通は思うところだけど。 でも、映画『ハチクロ』と『3月のライオン』は違った。そこには、才能に苦しみ、もがき、それでも誰かと繋がることで前に進もうとする男たちの“クソデカ感情”が確かに息づいていたんです。 今回は、そんな奇跡の実写映画2本についての感想を備忘録として書き殴らせてほしい。
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- 作成日時:
- 2025/11/21 17:25
ハチミツとクローバー
正直に言おう。キラキラ青春恋愛モノは基本、守備範囲外。でも『ハチクロ』は別格。だってこれ、恋愛をダシにした「才能という名の呪い」に苦しむ男たちの地獄巡りみたいなものでは…?(最大級の賛辞) まず、キャスティングが神の所業。でも私が語りたいのはそこじゃない。この映画で見るべきは、凡人サイド代表・竹本くん(櫻井翔)と、不器用な大人・真山(加瀬亮)の関係性なんだよね。報われない恋に苦しむ真山を、何も言わずに隣で見守る竹本くん。かと思えば、圧倒的才能を前に、二人して絶望したり嫉妬したり。男同士のあの、言葉にならない共犯関係みたいな空気感がたまらない。 そして忘れちゃいけないのが、花本先生を演じる堺雅人! もう、このキャスティング大正解!普段はどこか飄々としているのに、生徒たちが道に迷った時には、核心を突く言葉でそっと背中を押してくれる。あの優しい眼差しと、穏やかなのに有無を言わせぬ説得力。はぐちゃんの保護者であり、学生たちの導き手である花本先生の包容力と苦悩が、堺雅人の演技からダダ漏れで、萌えざるを得ない。 キラキラした恋愛模様の裏で、男たちが才能とコンプレックスに静かに狂っていく様を、こんな美しい映像でパッケージングしてくれた制作陣には感謝しかない。ただのエモい青春映画だと思って観ると、そのビターな切れ味にヤられること間違いなしの一本。
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はい、本命きた。孤独な美少年棋士の再生とか、私のための栄養素でしかないじゃん! まず言わせて。主演・神木隆之介は、もはや「桐山零」という概念そのもの。あの硝子細工のような危うさと、盤面を睨む目に宿る静かな狂気…。キャスティングした人、誰?マジで金一封送らせて。 でもヤバいのは主役だけじゃない。育ての親・豊川悦司の不器用な愛情、ライバル棋士・佐々木蔵之介の優しさ、そして出番一瞬なのに破壊力抜群の先生役・高橋一生!脇を固める男たちの“業”が深すぎて、情報量がすごい。 ままならない私生活と、魂を削り合う盤上の戦い。この地獄のループを延々と見せられて、こっちの心はもうズタボロ。そんな中、唯一のセーブポイントが川本家の温かい食卓なんだよ!あの優しさがあるから、なんとか正気で観ていられる。 前編だけで感情のジェットコースターが激しすぎてHPゼロになるけど、それがいい。
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