
もしもこの世が舞台ならのモデルは誰?無名塾という異端の養成所 仲代達矢を偲ぶ―
『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』の最終回やっと見れました。 シェイクスピア作品のモチーフがつまったこの作品。『マクベス』『夏の夜の夢』『リア王』『ハムレット』『テンペスト』。そして、ふと主人公、クベのモデルは誰なんだろう?蜷川幸雄さん?はて?と物思いにふけった時、ふと思いだしたのが、仲代達也さんでした。 残念ながら、今年の11月に亡くられてしまいましたが、2025年5月、石川県・能登演劇堂の復興公演の舞台に立ち、92歳まで現役の役者として生き切った人です。華やかな「大スター」という言葉よりも、ただ静かに、深く、演劇と共にあった人生を、最後まで体現し続けた人だったように思います。 そして、仲代達矢さんが最後まで手放さなかったもの―― それが俳優の育成の場「無名塾」です。 住宅街の中に突如現れる、赤レンガに包まれた厳かな雰囲気の無名塾。 その最大の特徴は、商業的な観点での作品づくりを一切排除したことにあります。 毎朝10キロを走るなどの徹底した基礎訓練と、失敗の許されない舞台経験を何よりも重視し、「俳優を育て、作品の世界を支える存在になる」ことに力を注いできました。 無名塾からは、数多くの実力派俳優が巣立っていますが、彼らに共通するのは、名前よりも先に、役の顔が思い浮かぶことですね。 例えば、無名塾を代表する俳優の一人、 役所広司さん。 感情を過剰に語らず、沈黙の中で人物を成立させる演技は、無名塾の思想を最も体現しているなと感じます。 代表作: 『Shall we ダンス?』(1996年) 『十三人の刺客』(2010年) 『三度目の殺人』(2017年) 『PERFECT DAYS』(2023年) 人情味あふれる演技とその説得力は群を抜く 益岡徹さん 代表作: 『マルサの女』(1987年) 『ミンボーの女』(1992年) 『半沢直樹』(2020年) 舞台で鍛えられた確かな身体性が魅力の若村麻由美さん 代表作: 『はっさい先生』(1987年) 『白い巨塔』(2003年) 『科捜研の女』 組織の中で生きる人を演じた時の強烈な存在感がたまらない田中哲司さん 2026年NHK大河ドラマの「豊臣兄弟!」にも出演予定。 代表作: 『アウトレイジ ビヨンド』(2012) 『ビリギャル』(2015) 『シン・ウルトラマン』(2022) 『緊急取調室 THE FINAL』(2025) 遅咲きながら圧倒的な存在感、40代に入ってから映像作品で注目を集めるようになった滝藤賢一さん 『クライマーズ・ハイ』(2008年) 『半沢直樹』(2013年/TV) 『64(ロクヨン)』(2016年) 『孤狼の血』(2018年) 感情駄々洩れの演技とシリアスさを合わせもつ魔力 真木よう子さん(途中退団) 代表作: 『ゆれる』(2006年) 『さよなら渓谷』(2013年) 『そして父になる』(2013年) 『孤狼の血』(2018年) どうでしょうか?これらの俳優さんを見ていると、まさに この世が舞台なら・・・という感じしませんか? 仲代達矢さんが無名塾で育てようとしたのは、物語の中で「生きる人間」だったのではないかな?と思います。無名塾出身の俳優さんの特徴は主役でなくても、セリフが多くなくても、作品の世界を確かに支えている重要な役割が多いなと感じます。 舞台の中で彼らが立っていること、その佇まいに無名塾の魂が宿っているような気がしてならないのです。
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- 作成日時:
- 2025/12/24 12:05
- 更新日時:
- 2025/12/24 14:49
真夏の夜の夢
シェイクスピアを読むのがつらい方、まずはこちらの映画をどうぞ!現代版なので、非常に理解しやすいです。これを見てから原作を読むのがオススメ!
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真夏の夜の夢の★評価を入力する影武者
黒澤明監督の作品。第33回カンヌ映画祭パルムドール賞受賞作品。勝新太郎が降板した後の主人公を代役で仲代達矢さんが演じました。
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影武者の★評価を入力する海辺のリア
仲代達矢さんのこの迫真の演技がすごいんです。認知症になりかけている、大スター。リア王のオマージュが散りばめられた、演技力のぶつかり合いが垣間見れる作品です。阿部寛さん、黒木華さんなど豪華キャストもいい感じ。
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