
ギレルモ・デル・トロ監督『フランケンシュタイン』感想
ギレルモ・デル・トロ監督最新作『フランケンシュタイン』を視聴。怪物の造形が強烈で、ホラー映画としての完成度も高い。死体を組み合わせて新たな生命を生み出すという物語は、現代のAI開発で人間に近い存在を作ろうとする欲望と重なり、1818年に書かれた古典でありながら今の時代にこそ響くメッセージがある。『パンズ・ラビリンス』でも見せた残酷さとファンタジーの融合が本作でも健在。
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- 作成日時:
- 2026/01/07 14:06
フランケンシュタイン
正直、怪物の見た目がすごく印象的で、最初に登場したときはかなり衝撃を受けました。特殊メイクで作られた怪物の姿は、気持ち悪いんだけど不思議と美しさもあって、デル・トロ監督らしい独特な雰囲気が出ています。 ホラー映画としてもしっかり作られていて、急に驚かせるような演出ではなく、じわじわと恐怖が迫ってくる感じが良かったです。ゴシックな美術も相まって、上質なホラー体験ができました。 この映画を観て一番印象に残ったのは、原作が1818年に書かれた古い物語なのに、すごく現代的なテーマを感じたことです。 主人公のフランケンシュタインは、死体をつなぎ合わせて新しい命を作り出します。これって、今のAI開発で人間みたいな知能や感情を持つものを作ろうとしている動きと似ていると思いました。「作れるから作る」という人間の欲望や、作られたものが抱える苦しみ。200年以上前の話なのに、生命倫理やテクノロジーの問題について考えさせられます。 以前『パンズ・ラビリンス』を観たときも感じたんですが、デル・トロ監督の作品って、残酷な描写とファンタジックな美しさが混ざり合っているのが特徴だと思いました。 『フランケンシュタイン』でも、身体が切り刻まれる描写など、かなり容赦ない残酷さがあります。でも同時に、映像がとても美しくて幻想的。このバランスが独特な雰囲気になっています。 おすすめできる人、注意点 ホラーやダークファンタジーが好きな人、デル・トロ監督のファンなら絶対に楽しめると思います。古典文学の映画化としても見応えがあります。 ただし、グロテスクな描写が結構あるので、苦手な人は注意が必要です。約2時間半と長めですが、じっくり観る価値のある作品だと思いました。
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