
2025年韓国映画マイベスト3(現地公開ベース):60代レジェンド女殺し屋の人生
皆さんは2025年に観た映画、印象に残っている作品はありますか? 私自身は、観る作品ごと、それなりに楽しみを見つけるので、面白くなかった・・・という作品はあまりないのですが、やはり”すごい!”と思う作品はあるわけです☆ 優劣つけづらいのですが、個人的に印象深かった3作品を備忘録がてらご紹介しようと思います。 といっても、現地公開タイミングで観ているのでまだ日本での公開・配信情報がないものばかりのため、公開・配信されたらぜひ観てみてくださいね! (ランキング順ではなく公開順です) 印象に残った1作品目は、『파과 破果』です。 基本的に映画は“前情報なし”で観るタイプなのですが・・・、観た感想は、とにかく「ヤバかった」です。(語彙力なくて申し訳ないです) ――― 1975年、米軍基地のある田舎町。雪道をボロを着た裸足の少女(シン・シア)がよろよろ歩いているがやがて行き倒れ、その体は雪に覆われていく。そこへ1台の車が通りかかり彼女を自分の店に連れ帰る。身重の妻と米兵相手のハンバーガー店を営むリュウ(キム・ムヨル)だ。リュウは皿洗いとして彼女を雇い、寝食を与える。ある夜、酔った米兵が一人皿洗いをする少女に襲いかかる。少女は必死で抵抗し、近くにあった鉄棒で米兵を突き殺す。やがてリュウが帰ってきて血まみれで茫然とする少女を見て、”害虫を駆除しただけだ”と言い放つ。リュウは”防疫”の名の下、殺人を請け負う殺し屋なのだ。リュウは少女をソントブ(手の爪)と名付け、韓国の血なまぐさい現代史の中で一流の女殺し屋として育て上げる・・・。 現代。地下鉄で一人の男が妊婦席に座る妊婦に執拗に絡んでいる。近くの席では、白髪の老婆が本に挟んだ写真と男を見比べ、髪から髪留めを抜き時を待つ。やがて電車が駅に入り、降りようとドアの前に立つ男の側に近寄ると、駅への停車時の揺れを使い髪留めの毒針を男に刺す。一斉に降りる客に押されるように男も降りるが、やがて泡を吹いて倒れ込む。老婆はトイレで毒針の後始末をしようとするが、手が震え、思わずしゃがみ込んでしまう。病が体を蝕んでいるのだ。彼女は、殺人請負組織”神聖防疫”に属する65歳の女殺し屋チョガク(イ・ヘヨン)、あの若いソントブの今の姿だ・・・ ――― ク・ギョンモ作家の長編小説『파과 破果』を原作としているとのことで、冒頭から描写がとても繊細です。 主演は、大御所女優のイ・へヨンさん。1962年生まれということで、本作が撮影された2024年は“62歳”だったわけですが、、、伝説の女殺し屋役。 60代、寡黙で圧巻のアクションは、他では見たことのない女殺し屋で、かっこよすぎて言葉が出ませんでした!(しかもラストに向かうにつれて激しくなっていくアクション・・・) 殺し屋チョガクの人生が、チョガクに執着・対峙する謎の若き野心家殺し屋トゥ(キム・ソンチョル)、獣医師カン・ボンフェ(ヨン・ウジン)父娘との縁が絡み合って描かれていきます。 肉体の衰え、病、孤独と割り切りながらふと感情を揺さぶられる父娘と野良犬、そしてフラッシュバックする過去・・・ハードボイルドな中に、新鮮な世界観が共存していて最後まで見入ってしまいました。 ぜひ日本で公開してほしい作品です>< そして、今回は、最近個人的に注目している“ベテラン女優さんの本格アクション”の作品をご紹介したいと思います。 Netflix『キル・ボクスン』でもアクションの腕前は証明済のチョン・ドヨンさんの50代のかっこいい銃捌きをぜひ観てみてください!
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- 作成日時:
- 2026/01/13 18:03
- 更新日時:
- 2026/01/16 23:19
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韓国ノワールの傑作をいくつも送り出してきた制作会社サナイピクチャーズが新たに手掛けた、究極のリベンジ・ノワールです。 夢に見たマンションへの入居を待ちわびていた警察官スヨン(チョン・ドヨン)は、恋人の突然の裏金問題に巻き込まれ、“すべての罪を被ってくれるなら大きな補償を約束する”と謎の男アンディ(チ・チャンウク)に持ち掛けられます。スヨンはこれを受け入れ刑務所に入ることに。そして2年後の出所日、刑務所の前で彼女を待ち伏せしていたのは、見知らぬ謎の女ユンソン(イム・ジヨン)でした。何かが間違っていると直感したスヨンは、大金も家も、失ったすべてを取り戻すために、補償を約束したアンディを探しまわります。静かに、しかし確実に復讐計画を遂行しようとするスヨンは、刑務所で出会った謎の少女や、かつての同僚、そして新たな敵と絡み合いながら、血生臭い復讐の連鎖へと巻き込まれていきます。 チョン・ドヨンが演じるスヨンは、かつての輝かしいキャリアを理不尽な形で奪われ、長い刑務所暮らしを経て出所します。その表情は冷徹で、感情をほとんど表に出しませんが、内面には怒りと復讐心、そして失ったものへの深い絶望を抱えています。チョン・ドヨンは、その複雑な内面を、セリフに頼らずとも眼差しや佇まいで表現し、圧倒します。彼女が繰り出す鋭いアクションと、目的のためには手段を選ばない非情な姿は、まさにノワール作品のヒロインとして強烈な印象を残します。
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