
「ともだちだ〜れだ?」17周年に見返す唐沢寿明さん主演【20世紀少年】ネタバレなし
子どもの頃に考えた秘密基地の妄想や世界を救うごっこ遊び。もしそれが、そのまま現実になってしまったら、、、。 浦沢直樹原作の名作を実写化した『20世紀少年』三部作は、そんなありえたかもしれない悪夢を描いた作品です。 公開から約17年が経った今、改めて三部作を通して観返してみると、怖さも、切なさも、熱さも、全部ちゃんと残っていました。本題とは違いますが、17年前のCGの不安定さが平成コアを感じる良い不気味さになっていて、子供の頃の馴染みの場所を再び訪れたようなゾワゾワ感も楽しめます! 今回は、それぞれの章で特に印象に残ったポイントを中心に感想をまとめます。 先日、唐沢寿明さんと堤幸彦監督が『20世紀少年』以来のタッグを、深水黎一郎原作の『ミステリーアリーナ』で実現するというニュースが報じられましたね。 この機会に、改めて三部作を振り返り、その魅力と感想をネタバレなしで綴ります! ノスタルジーと不気味さが交錯する、唯一無二の作品です。 子どもの頃に観た人も、大人になってから初めて観る人も、それぞれ違う刺さり方をすると思う。 今だからこそ、もう一度観てほしい一本です。
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- 作成日時:
- 2026/01/14 11:55
20世紀少年 -第1章- 終わりの始まり
「ただの子どもの遊びだったはずなのに」この一言に尽きる、不穏すぎる始まり。 第1章の魅力は、なんといっても怖さの質だと思います。 血が出るとか、急に驚かせるとかじゃなくて、「何かがおかしい」っていう、じわじわ来るタイプの恐怖。 しかも、あの頃テレビCMで流れていた「ともだち」のマーク。あの直前で音がスッと消える演出、今見ても普通に怖いです。子どもの頃に刷り込まれた恐怖が、大人になってもちゃんと効いてくるのがすごい。まさにトラウマです。「ケ〜ンヂくん、遊びましょ」このセリフも、子供の頃何度も聞いたり言ったりしている言葉のはずなのに、どうしてあんなに不気味に聞こえるんだろう、、。 お面のチョイスも絶妙に怖い。子供の頃に熱中していたものを見返すと、こんな感じだったっけ?と拍子抜けすることがあるように、体験したはずの過去を今の感覚で追体験すると違和感を感じるような、なんとも言えない不思議な気持ちになります。 キャストのハマり具合も本当にすごい。特に、子ども時代と大人時代の俳優さんがみんなそっくりだし、今でもテレビや映画などで唐沢さんを見るとケンヂだなと思うし、佐々木蔵之介さんを見るとふくべえだなと思います(笑)。 原作の漫画ともそっくりで良い実写化の一例だと思います。 面白いし懐かしいのに、安心できない。この感覚がずっと続くのが、第1章です。
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20世紀少年 -第1章- 終わりの始まりの★評価を入力する20世紀少年 -第2章- 最後の希望
主人公がほとんど出てこないのに、ちゃんと面白い。冷静に考えると、かなり攻めた構成ですよね。 主人公ケンヂ不在の世界で、カンナや仲間たちがそれぞれの場所で戦っていきますこの章は、特に考えながら観るのが楽しい。誰がともだちなのか、誰を信じていいのか。サダキヨの存在も含めて、疑心暗鬼になる感じがずっと続くのがしんどいけどクセになる。 原作リスペクトも本当に強くて、平愛梨さんのカンナは原作ほぼそのままです!
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20世紀少年 -第2章- 最後の希望の★評価を入力する20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗
最終章は、怖さよりも決着の物語でした。 正直、第1章みたいなサスペンススリラー感は薄くなりますが、でもその代わりに、子供の頃の蟠りや友情の変化に集中して見ることができました。 そして、エンドロール後もちゃんと物語が続く構成。エンドロールを余韻じゃなくて物語の一部として流していたのが印象的でした。ステージから降りた時の唐沢さんが本当に楽しそうな顔をしていて、唐沢寿明としても楽しんでそうな様子が見れてほっこりしました(笑) この最終章で一番刺さったのは、大人になりきれなかった人の姿でした。 子どもの頃のトラウマや後悔を抱えたまま、年だけ重ねてしまったあの人。 「ちゃんと幸せになりたかっただけなんだよな」そんな感情が、最後まで残ります。
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