
『ソウルの春』レビュー|怒りが静かに燃え上がる韓国史劇の衝撃
史実を基にしたフィクションとして描かれる『ソウルの春』は、観終えた後に強烈な怒りを残す一本。 韓国近現代史映画の流れの中で観ることで、その重みと凄みがより鮮明になる。
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- 作成日時:
- 2026/01/21 08:03
ソウルの春
噂に違わぬ圧倒的なパワーにねじ伏せられた。 鑑賞後に「怒りがこみ上げる映画」とよく聞いてはいたが、実際に観終えた自分も、しばらく言葉を失ったあと、見事なまでに憤っていた。 冒頭では、史実をベースにした“フィクション”であることが強調される。 けれど、それは免罪符というより、むしろ作り手たちが抱いた怒りや憤りを、観る側に真正面から叩きつけるための装置のようにも感じられた。 もし、韓国近現代史を描いた名作映画をまだ観ていない人がいるなら、以下の順番で観ると、時代の流れがよりクリアになると思う。 『KCIA 南山の部長たち』 ↓ 『ソウルの春』 ↓ 『タクシー運転手 約束は海を越えて』 ↓ 『1987、ある闘いの真実』 それにしても、自国の暗部を、これだけの俳優陣とエンタメ性で真正面から描き切る韓国映画界は、やはり一筋縄ではいかない。
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