
断崖絶壁サスペンスの原点――野村芳太郎監督『ゼロの焦点』│NHK BSにて放送
NHKプレミアムシネマでは、1月26日(月)午後1時より、野村芳太郎監督による名作サスペンス『ゼロの焦点』(1961年)を放送する。 昭和30年代。新婚間もない鵜原禎子(久我美子)は、夫・鵜原憲一(南原宏治)が金沢への出張を最後に忽然と姿を消したことを知る。 警察の捜索が進まぬ中、禎子は自ら夫の足取りを追い、関係者たちと接触していく。やがて、憲一が過去に風紀係の巡査だったという事実が浮かび上がる。 北陸の寒々しい風景を背景に、禎子は夫の知られざる過去と、人々の隠された関係へと近づいていく――。
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- 作成日時:
- 2026/01/25 13:57
ゼロの焦点
ベストセラーとなった松本清張の原作が持つ社会性と鋭い心理描写を、名匠・野村芳太郎監督が抑制の効いた演出で映像化した一本。 久我美子が演じる鵜原禎子は、静かな佇まいの中に揺るぎない意志を宿す。その姿が物語を力強く牽引し、登場人物たちの何気ない言動に、次第に不穏な影が差し込んでいく。 本作のクライマックスとして語り継がれる「断崖絶壁」の場面は、その後の2時間サスペンスにおける定型表現の原点とも言われる名シーン。 日本映画史に残るサスペンス演出の到達点を、改めて味わいたい
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