
黒澤明×三船敏郎が到達した人間賛歌 映画『赤ひげ』NHK BSプレミアムシネマ放送
NHKプレミアムシネマでは、1月31日(土)午後1時より、黒澤明監督の名作『赤ひげ』(1965年)を放送する。 原作は山本周五郎の「赤ひげ診療譚」。3時間に及ぶ、黒澤映画屈指のヒューマンドラマ。 江戸時代末期。長崎帰りの青年医師・保本登(加山雄三)は、将軍家お抱え医への出世を夢見て、小石川養生所に赴任する。 そこで所長の新出去定〈通称・赤ひげ〉(三船敏郎)と出会い、貧しい人々を分け隔てなく救う、厳しくも温かな医療の現場に直面する。 反発を覚えながらも、患者らとの関わりを通して、保本は人として、医師としての在り方を静かに問い直されていく——。
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- 作成日時:
- 2026/01/30 10:18
- 更新日時:
- 2026/01/30 10:47
赤ひげ
ヴェネツィア国際映画祭で男優賞を受賞した、赤ひげを演じる三船敏郎の存在感はまさに圧巻。 貧困や虐待、病に苦しむ人々を前にしても感情を誇示せず、ただ静かに受け止めるその姿は、理想像でありながら不思議なほどの現実味を帯びている。 一方、加山雄三演じる保本の成長譚も明快。 白黒映像の緻密な構図、長回し、沈黙を生かした演出——それらすべてが、命の重さと人の尊厳を観る者の心に深く刻み込む。 『赤ひげ』は、医療映画であると同時に、黒澤明が到達した人間賛歌の結晶ではないだろうか。
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