
師匠が惚れた、ニノの粋。ビートたけし作品で見せた二宮和也の「不器用な愛」に泣く
嵐の二宮和也さんの凄みって、演じる役の「生活の匂い」を瞬時に纏えるところだと思うんです。特にビートたけしさんの世界観に彼が飛び込んだとき。あの大御所の、照れ屋で、毒があって、でも誰よりも情熱的な魂が、ニノの細い体のどこに隠れていたのかと震える瞬間があります。 『赤めだか』で見せた、落語にすべてを捧げる若き日の青臭さ。そして『アナログ』の悟が見せる、一途すぎてどこか滑稽で、でも愛おしいあの佇まい。ニノの芝居は、いつも私たちの日常のすぐ隣にある気がします。 「ああ、この人は今、言葉にならない大切な何かを、全身で守ろうとしているんだな」って。 派手な演出なんていらない。ただ誰かを想って、携帯を持たずに待ち合わせ場所でじっと待つ。その「待つ姿」や、何気なく置かれた指先、丸まった背中だけで、これほどまでに深い愛を描ける表現者が他にいるでしょうか。彼が不器用な笑顔を見せるたび、私の胸は温かな涙でいっぱいになって、やっぱり「ニノにしかできない世界がある」って、確信してしまうんです。
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- 作成日時:
- 2026/02/27 18:12
- 更新日時:
- 2026/02/27 20:32
アナログ
<「会いたい」だけで繋がる、不便で、あまりに贅沢な時間> 連絡先も知らない。ただ毎週木曜日に同じ場所で待つ。そんな、一見効率の悪いやり取りの中に、今の私たちが忘れてしまった「愛の温度」が確かにありました。二宮和也さんが演じる悟の、あの待ち続けるときの「期待」と「不安」が入り混じった瞳。それだけで、この物語はもう完成していると言っても過言じゃありません。信じ抜くことの強さと脆さを、ニノの繊細な指先ひとつ、視線ひとつが証明してくれる、珠玉のラブストーリーです。 出演:二宮和也、波瑠、桐谷健太、浜野謙太、藤原丈一郎、坂井真紀、筒井真理子、宮川大輔、佐津川愛美、鈴木浩介、板谷由夏、高橋惠子、リリー・フランキー 監督:タカハタ秀太 脚本:港岳彦 原作:ビートたけし『アナログ』(集英社文庫) 音楽:内澤崇仁 インスパイアソング:幾田りら「With」(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
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