
【感想】ミラ・ジョヴォヴィッチ主演『ロストランズ 闇を狩る者』を観て
主演ミラ・ジョヴォヴィッチ×監督ポール・W・S・アンダーソンの鉄板コンビで製作した『ロストランズ 闇を狩る者』。この映画は、世界のルールや勢力図、人と人の関係が“説明されきってから”動き出すタイプじゃなくて、走りながらこちらが把握していくタイプでした。 誰が味方で誰が敵なのか、何を目的に動いているのかが、序盤は霧の中。固有名詞や因縁がさらっと投げられて、「今の会話、たぶん重要なんだろうけど……情報が追いつかない!」となる瞬間がちょこちょこあります。しかも、その分かりにくさが単なる不親切というより、“この土地自体が信用ならない”という感覚につながっていて、観客まで迷子にさせる設計っぽいのがまたニクいところ。 だからこそ、置いていかれた瞬間がゼロとは言えないのに、不思議と退屈しない。むしろ分からなさが“ロストランズ”の不穏さを増幅させて、こちらの想像力をじわじわ焚きつけてくる感じでした。 全体のトーンはかなり暗め。光が少なく、希望も少なく、乾いた空気だけが延々と続く。なのに楽しめたのは、暗さが「重いドラマ」ではなく「危険な冒険譚」として機能していたからだと思います。笑顔で安心できる場面が少ないぶん、次の一手が読めない緊張がちゃんと娯楽になっている。 そして何より、ミラ・ジョヴォヴィッチとデイヴ・バウティスタのアクションが最高。彼女の切れ味ある動きは相変わらず目が離せないし、バウティスタの“動く壁”みたいな説得力も頼もしすぎる。スピードと重量、質感の違うふたりが並ぶだけで画面が締まる、そんなご褒美感。 ヴィランのアッシュ(アーリー・ジョヴァー)も忘れがたい怖さ。派手に叫ばなくても、存在そのものが冷たい刃物みたいで、出てくるだけで空気が変わる。物語は少し難しい。でも、暗闇の中で光るアクションと恐怖の輪郭がはっきりしていて、しっかり“狩り”を見届けた満足が残りました。 ------------------ 下の作品はミラ・ジョヴォヴィッチ×ポール・W・S・アンダーソンといえばの「バイオハザード」シリーズです!
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- 作成日時:
- 2026/03/02 10:33
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