
今年はこの人!グレン・パウエルおすすめ出演作品
筆者の個人的な見解で恐縮なのだが……2024年の洋画シーン、今年はこの人「グレン・パウエル」である。 『トップガン マーヴェリック』(22)にて勝気で自信家なパイロット・ハングマンで大ブレイク。その後、着々と準備されていた映画が今年2024年に3作品も立て続けに日本で公開されたのだ。 その公開作品とは『恋するプリテンダー』『ツイスターズ』『ヒットマン』の3本。ジャンルや映画の予算規模は異なるが、どれもグレン・パウエルのキャラクターを存分に楽しめる作品であり、それぞれがジャンル映画としての評価も高く、映画ファンの間で話題になった。 思えば『ドリーム』(16)で、1960年代のNASAで働く黒人女性に対して偏見なく接する宇宙飛行士で登場した時、その役柄もさることながら「この清潔感が漂う俳優は何者?」と気になったのを鮮明に覚えている。 次に彼を目撃したのはNetflix制作の『セットアップ: ウソつきは恋のはじまり』(18)。横暴な上司のせいで激務が続くアシスタント同士が、お互いの上司がくっつけばもっと自由になるのでは?と上司たちをくっつける作戦を実行しながら、次第に本人同士の恋模様に発展するという都会派ラブコメである。彼は次第に恋に落ちるアシスタントを演じていたのだが、コメディらしいコロコロと変わる表情とともに、生き生きと存在感をしめしていた。(ちなみに『セットアップ: ウソつきは恋のはじまり』はラブコメ好きで未見の方がいたら、勿体ないのでぜひご覧ください!) その後、しばらく見ないと思っていたら『トップガン マーヴェリック』である。 マイルズ・テラーが演じた(映画としてはメインの)ルースター役でオーディションを受けたそうだが、結果的に彼自身が演じたハングマンは、かなりオイシイ役だったのではないだろうか? 彼の経歴をもっと遡ると『ダークナイト ライジング』(12)で最強ヴィラン・ベインにバイクで連れ去られる人質の証券マンが、グレン・パウエルだった……。その時の役名は「トレーダー#1」。 悲しき証券マンから大ブレイクの戦闘機乗りにのぼりつめたグレン・パウエルは、今後もハリウッド大作で活躍すること間違いナシ! そんなブレイク真っ只中のグレン・パウエルの魅力を堪能できるエンタメ映画2本をご紹介。 編集担当:Koji
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- 作成日時:
- 2024/11/27 17:19
- 更新日時:
- 2025/03/12 14:18
トップガン マーヴェリック
- 制作年:
- 2022年

言わずと知れた2022年最大のヒット作にして、トム・クルーズ映画の最高峰。 アメリカ海軍のエリートパイロットたちを指導する立場となった、トム・クルーズ演じる"マーヴェリック"は、亡き親友"グース"の息子も含めた若き精鋭たちを鍛えぬき、危険なミッションに挑む。実際のF-18戦闘機を使用した映像で大迫力の臨場感を味わえるのも見どころのひとつ。 本作でのグレン・パウエルは、パイロットとしてのずば抜けた実力の持ち主だが、自己中心的であり他のパイロットたち(特にマイルズ・テラー演じるルースター)と衝突することもあるという役どころ。 しかし、ただの憎まれ役では終わらず、場をかっさらうほどのオイシイ役であり、彼のキャリアでは無視することのできない作品。
恋するプリテンダー
- 制作年:
- 2023年

世界興行収入2億ドルを突破し、近年劇場公開では下火だった「ロマンティック・コメディ」というジャンルを復活させたと言わしめた作品。 最高の出会いだったビー(シドニー・スウィーニー)とベン(グレン・パウエル)だったが、ちょっとした行き違いにより、お互いに傷ついたまま離れてしまう。数年後、同じ結婚式に出席することになった2人は、嫌悪感を抱きながらもお互いの利害の一致から"恋人のフリ"をすることに。 ただただ見目麗しい男女のスマートな物語というわけではないのが本作の魅力的な部分。人の弱さや、相手を大事にすることの愛おしさを描きなら、ちょっとお下品な笑いも垣間見せる。とにもかくにもグレン・パウエルとシドニー・スウィーニー、この2人の魅力が溢れんばかりの作品。