最初にオススメするのはサクッと軽い気持ちで見られるアメリカのドタバタのラブコメから。友達の結婚式でブーケトスに呼ばれて、イライラしながら、1年以内に結婚する！と決めた様々な事情を抱える3人の婚活物語。 映画とは関係ない話で恐縮ですが、ブーケトスなんてイベントはこの世から無くなってほしいと思いますね。ブーケトスに呼ばれて思わずイラっとしてしまった主人公の気持ちがすごく良く分かります。と文句をいいつつ、式の雰囲気を壊さないように花嫁のブーケが欲しい”フリ”をするのが実情なんですけれども。友達の幸せを目の当たりにし、ふと我に返ると、なぜ自分は真面目に仕事をして、一生懸命生きているだけのに、幸せが訪れないのか？自立した女性が増え、結婚しなくても生きていける時代に、なぜ今、欲しくもないブーケのために女達が集まってショーレースに参加させられるのか？幸せを選ぶ権利とは…？共感したあなたにオススメの作品です。

マッチングアプリで適齢期の男性と出会うのはほぼ不可能なんです…。という貴女、では『科学的な手法で結婚相手を選ぶ』のはどうだろうか？フェロモンがしみ込んだ綿の匂いを嗅ぎ、自分の価値観をカードで選択。専門家や神経心理療法士による科学的手法で裏付けられた結婚実験によってマッチングした2人が、初対面で結婚する、という前代未聞の結婚バラエティー番組。こんなはずじゃなかった！とハチャメチャな展開で男女が困惑する姿に、感情移入しつつも、少し冷静にそして婚活で重要視している何かをつかむことができるかもしれません。

インドの結婚制度の犠牲者として、結婚に疑問を抱く生まれも育ちも違う2人が心を通わせていく物語。今もなお、カースト制度や独自の慣習が存在するインドでは、どんな家であっても、両親の意志によって決まる結婚が当たり前となっている事を嫌でも思い知らされるシーンが満載の作品です。人生を左右する結婚に本人の意志が尊重されないとは、どういう事なのか？について、日本人の感覚では推し量れないプレッシャーと、インドの社会問題を垣間見ることができます。ちなみに、インド映画特有のダンスのシーンとかはなく、フランスとの合作なため、静かで、感傷に浸れるタイプのとても心地良い感じの映画です。

移民政策で多国籍国家になったフランスで大ヒット！国際結婚に憧れる貴女にオススメ！理想だけじゃなくて問題点も事前に勉強しておくのにぴったりの作品です。 信心深い、敬虔なカトリック教徒のヴェルヌイユ夫妻の娘がそれぞれユダヤ人、アラブ人、中国人、コートジボワール人と結婚し、国際結婚だらけになってしまった家族のドタバタコメディです。シリーズ化され、大人気の作品で、あぁ、この国の人と結婚するとこんな感じになるのか･･･と妄想を膨らましながら楽しむことができます。