
大泉洋主演『室町無頼』レビュー|長尾謙杜演じる才蔵の成長が光る新時代劇
映画『室町無頼』は、従来の時代劇の枠を超えた自由な作風が魅力の作品。クライマックスの一揆シーンは圧倒的なスケールと迫力で描かれ、リアルな“汚し”表現が臨場感を高めている。長尾謙杜演じる才蔵の成長物語も見どころで、幼さから凛々しさへと変化していく姿に引き込まれる。さらにウェスタン調の劇伴音楽が作品に独自性を与えつつ、賛否の分かれる要素にもなっている。新しい時代劇の可能性を感じさせる意欲作として注目したい。
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- 作成日時:
- 2026/03/28 14:12
室町無頼
本作『室町無頼』は、時代劇の枠にとらわれない“自由さ”を強く感じさせる一作だった。クライマックスの一揆シーンは圧巻で、群衆の熱量とスケール感に思わず引き込まれる。村人や浪人たちの徹底した“汚し”の表現もリアリティを底上げしていて、やややり過ぎに感じる場面すら含めて印象に残る。 中でも印象的なのは、長尾謙杜演じる才蔵の成長譚。どこか幼さの残る存在から、次第に凛々しさを帯びていく変化が丁寧に描かれており、終盤のアクションには思わず「もっと観たい」と感じさせる魅力があった。 一方で劇伴はウェスタン調という挑戦的なアプローチ。ハマる場面では作品の個性を際立たせていたが、やや違和感を覚える瞬間もあり、評価が分かれそうだ。 それでも総じて、本作は「時代劇はもっと自由でいい」というメッセージを体現した意欲作。従来の枠に収まらない、新しい時代劇の可能性を感じさせてくれる一本だった。
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