
🗨️【爆笑】『男はつらいよ』必見の42分25秒
個人的にはこういう笑いが昭和ぽくて好きだ。 『男はつらいよ』シリーズはもちろん名作ばかりだが、何度か見返しているとストーリー性の笑いだけではなく奥深い笑いも見え隠れする。 第十八作『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』の42分25秒以降のシーン。 旅先で無銭飲食をして「とらや」に帰ってきた寅さん。おいちゃんこと下條正巳が激怒して、博(前田吟)も「兄さん…」と説得するのだが、寅さんのセリフでおいちゃんがつい吹き出してしまう。 順番的にはタコ社長(太宰久雄)→博→おいちゃんの順で笑いが伝染するのだが、この名シーンをぜひ観てほしい。そのまま演技を続けるさくら(倍賞千恵子)も圧巻。 何度観ても笑えるし、撮影現場の雰囲気の良さも伝わるが、なによりこのシーンをNGにせず名作に馴染ませた、監督・山田洋次の手腕と演出。 この文章を書くだけでも42分25秒以降の一連のやりとりを10回以上みているが、声を出して笑ってしまっている。 「男はつらいよ」をまだ観ていない方にはこれを通して伝説的シリーズの魅力が伝われば幸い。ファンの方は年末年始に『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』を改めて観ることをおすすめする。 ■おすすめしている作品 ①『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』 編集担当:ピンク・パンダーX
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- 作成日時:
- 2024/12/13 16:50
男はつらいよ 寅次郎純情詩集
- 制作年:
- 1976年

日本映画を代表する名女優・京マチ子が、薄幸のマドンナ綾を好演。寅次郎が旅先から帰り、満男の小学校の産休代替講師・雅子先生(檀ふみ)に一目惚れ。さらに雅子の母親・綾(京マチ子)にも惹かれてしまう。純情詩集というだけあってちょっと切ないストーリー展開。だからこそこの爆笑シーンの落差も生きてくるのかもしれない。山田洋次監督、流石。