
『プリズム輪舞曲』なぜ人気?花より男子作者の新作
こういう作品が見たかったーーーーー! 気づいたら夜通し、一気見していましたよ。 めちゃくちゃキレイな英国ロマンス的な少女漫画!テンポよし、世界観よし、キャラよしで、普通に止まらない。 『プリズム輪舞曲』Netflixで配信中です。 この作品、配信されたのは1月なのですが、ジワジワと広がり日本だけでなくアジアでも大人気。注目度も高く、SNSやRedditなどで論争がくりひろげられています。 原作は『花より男子』で知られている、漫画家・神尾葉子さんによるオリジナル。企画段階で、ぜひ神尾さんに書いてもらいたいと考えていた、櫻井プロデューサーから、Xのダイレクトメッセージが突然送られてきてはじまったという異例のプロジェクトスタートとなっています。物語自体は、5年の歳月をかけて完成したそうで、当初はイギリスではなく、フランスを舞台にと考えていたようなのですが、神尾さん自身が、Netflixドラマ『ブリジャートン家』のような英国ロマンスへの憧れを持っており、英国舞台に変更されたとのこと。 1900年代初頭のロンドンが舞台になっていて、横浜がまだまだのほほんとした田舎として描かれている時代に、近代化が進み、路面電車が走りぬける文化的な街並みのイギリスに、女性が国費で留学行く、という今じゃ考えられない設定。その時代にイギリス留学できたの夏目漱石くらい?あアメリカなら、津田梅子がいますかね? で、話は戻りますが、日本から来た絵の才能にあふれる留学生、リリが、夢と恋のど真ん中に放り込まれる。この設定、もう強すぎます! 文化の違い、偏見、階級、結婚観、そして芸術。 海外にお城に馬に薔薇…どこか『キャンディ・キャンディ』を思い出すような、王道少女漫画の“あの感じ”。この空気感がまず最高で、観てるだけで楽しいし、とにかく没入感がえぐい。間違いなく面白いと見始めたら止まらなくなってしまいました。 留学で大きな壁となるこれらのテーマが、軽やかに描かれていて、いい意味で観やすいし、ストレスがない。これがジブリならもう少し、差別とかの部分はシリアスに描かれているのかもしれないなと思いますが、そこはまぁ少女漫画ですからね。 ※ここからすこーしネタバレします。 正直ベースでの感想ですが、大人の視点で見ると、留学生が必ずや感じる他国の文化に放り込まれた時の異文子的な要素が少し不足している気がしました。りりが、『Samurai』や『Geisha』と揶揄にされるあたりは、少しジョークでおさまりすぎていて、柔らかすぎるなと。実際はもうすこし差別的な皮肉として扱われるべきテーマで、もうちょっと嫌味な感じで冷たく言い放たれるんだろうなと思いますし、日本人に対する無意識な差別をもう少しリアルに描いてもよかったかなと。 主人公が孤独を感じる暇なく仲間に出会い、楽しい生活に入っていくというところが、彼女の成長を描く間もなくラッキーが続いているような印象。努力のシーンが少し弱かったなと。恋愛一辺倒じゃないのがまた、良かったのですが、孤独→仲間探しのストーリーの説得力にかける気がしました。ドロシーみたいないい子、本当にいるんかいな!と。あと、クラスには3Sといういじめっ子3人組が出てきたのですが、ストーリーの中での役割はもっと強めに出て欲しかったですし、絵具事件も、もう少し緻密さがあればよかったのになと。少女漫画特有の主人公の痛烈な痛みへの共感のパートが少し弱いなと感じてしまいました。『家なき子』、『カムカムエヴリバディの上白石萌音』レベルのトラウマを求めてしまっている自分がいました。 ここまで書いて、あれ?私は、少女漫画にいったい何を期待しているんだろう…現代の小中学生にとって、ショッキングな内容は避けた方がいいよな…。まぁやりすぎると批判のまとになりますからね。そこは描かかず、美しい思い出を中心に。 とにかく、青春取り戻したいあなたへ!アニメを避けている方にもおすすめ。見終わったあとの語りたくなる作品です。
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- 作成日時:
- 2026/04/01 17:43
- 更新日時:
- 2026/04/01 17:47
プリズム輪舞曲
王道の英国青春ラブロマンス!格差の中で紡ぎ合う愛の少女漫画です。今年イチおすすめ。
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