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未来の戦争を描くSFアニメ『86―エイティシックス―』をVRユーザーが観た感想

こんにちは! 今回は『86―エイティシックス―』という作品をレビューします。 バーチャル空間で戦闘ゲームをやっていると、未来の戦争がどんな風になるのか想像することがよくあります。 その中で、『86―エイティシックス―』という作品は、テクノロジーが進化した戦争の姿をすごくリアルに描いていて、観ている間ずっと引き込まれました。 特に、作中で描かれる戦争の形態はVRや遠隔技術とすごくリンクしていて、「将来こんな戦争が現実になるかも?」と感じるシーンが多かったです。 今回は、この作品を観て感じたVRと未来の戦争の類似点や、作品の魅力について、私なりの視点でレビューしてみたいと思います。

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  • 作成日時:
    2024/12/24 15:38

86―エイティシックス―

制作年: 
2021年
86―エイティシックス―
■あらすじ 『86―エイティシックス―』の舞台は、無人兵器で戦争を続ける共和国。 でもその"無人"兵器を操縦しているのは、差別されている"エイティシックス"と呼ばれる人々でした。 主人公は、エイティシックスの一員で戦うシンエイ・ノウゼン。そして彼を後方から指揮するのは、共和国のエリートであるヴラディレーナ・ミリーゼ。 顔も知らない二人が、戦場と後方でやり取りしながら戦争の真実に迫っていきます。 ■見どころ 『86―エイティシックス―』は、一見冷たい無機質な戦場が舞台ですが、その中で少しずつ人間らしさが戻ってくるようなストーリー展開が見どころです。 最初はただの指揮官と兵士だった二人が、戦いを通して次第に絆を深めていく様子に胸が熱くなりました。 差別や壁を越えて生まれる関係性が、無機質な世界に温かさを与えてくれます。 そして、物語の最後では、直接会うことが難しいと思われていた二人がついに再会! このシーンのおかげで、視聴後にモヤモヤが全然なくて、気持ちよく観終えることができますよ。 ■バーチャル戦争が実現したら… このアニメは、未来の戦争における人間の役割と技術の進化を考えさせられる内容となっています。 作中では、戦場と後方の世界が大きく隔絶されており、戦争の「非人間化」が強調されています。 私は、この「非人間化」というのにバーチャル空間で活動するユーザーにもその側面もあるかなと… バーチャル空間では、基本的に「顔」「年齢」「住所」など、個人を特定する情報が明かされないことが多く、さらに【死】という概念が存在しない為、 「バーチャルユーザー」=「非人間」という捉え方もできると思ったからです。 もし将来、バーチャル空間で戦争が成り立つ可能性があるとしたら、その戦場にバーチャル世界の住人が駆り出される未来も? 戦争に「参加する」という行為が、匿名性の中で容易になってしまう一方で、実際にはその戦争によって苦悩する物語が、まさにこのアニメのように生まれるかもしれません。 レーナとシンが戦争の非人間化に直面し、互いの存在に気付いていったように、バーチャル戦争の中で、誰かが自分が指揮している存在の"人間性"に気付く物語が描かれる未来が来るかもしれない。
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(C)2020 安里アサト/KADOKAWA/Project-86

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