
なぜ『ザ・ロック』は何度も観たくなるのか?
マイケル・ベイ作品の中でも、個人的にいちばんのお気に入りがこの『ザ・ロック』。 劇場公開当時、『バッドボーイズ』でデビューしたばかりの監督が、ここまでの大作を任されたことに驚いた記憶がある。それだけ本作には、当時から圧倒的なスケールと勢いがあった。
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- 作成日時:
- 2026/04/02 14:32
ザ・ロック
まずキャスティングが見事。 化学兵器ミサイルを手にアルカトラズ島へ立てこもる、悲しきテロリスト・ハメル准将をエド・ハリス。 対テロ作戦に“無理やり”駆り出される、実戦経験ゼロの化学兵器専門家にニコラス・ケイジ。 そして、アルカトラズから唯一脱獄した過去を持つ元英国スパイにショーン・コネリー。 この3人が揃った時点で、すでに満点と言っていい布陣だ。 さらに印象的なのが、ハンス・ジマーによる音楽。 劇場を出たあと、思わず口ずさんでしまうほど印象的なメインテーマは、雨に打たれるエド・ハリスの姿と完璧に重なり、映画の世界観を一気に引き込んでくる。 ショーン・コネリーとニコラス・ケイジのコンビも秀逸。 鋭い眼光と余裕のユーモアを漂わせるコネリーに対し、ケイジは持ち前の“濃さ”全開のリアクションで応戦。テンポの速いマイケル・ベイ演出の中で、二人の掛け合いがしっかりと重みと楽しさを生み出している。 本作をきっかけに、ニコラス・ケイジがアクション大作に次々と出演していく流れが生まれたのも納得だ。 ストーリーは勢いで押し切る部分も多く、細かく見ると粗さを感じる場面もある。 それでもなお、何度も観返したくなる魅力がある――そんな“エンタメの力”を体現した一本だ。
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