
劇場版『名探偵コナン』シリーズ BEST3!(前期編)
映画紹介人/お笑いコンビ・ジャガモンド斉藤です。 毎月第4金曜日に”配信で鑑賞できる作品”を選び、紹介していきます。 週末の酒のお供だと思ってお付き合いください。 今回は、大人気シリーズ劇場版『名探偵コナン』に関する特集! 僕はシリーズ1作目の『時計じかけの摩天楼』からリアルタイムで追いかけてきたけど、TVシリーズは追えてない勢。そういう意味では足りてないところも多々あるかと思いますが、自分なりに書いていきます。 ということで劇場版『名探偵コナン』のベスト3を発表!…と思い切ってみたものの、現在29作品ある歴史の中で、監督、脚本などの制作陣も変わり、求められるものも時代によって大きく変化してきたのが本シリーズ。なので、前期(第1作〜第10作)中期(第11作〜第20作)と勝手にフェーズを分け、ランキング付けをしていきたいと思います。後期に関しては、第21作目から来年公開される第30作目を加えた10作品の中から来年決めます!なので、1年後!中期はいずれ! 今回は『時計じかけの摩天楼』から『探偵たちの鎮魂歌』までの10作品(前期)の中からベスト3を勝手に決めます!…難しい!書きながら悩むとしましょう! 早速いきましょう! あ、いっけぇえええ!
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- 作成日時:
- 2026/04/24 09:12
劇場版 名探偵コナン 世紀末の魔術師
第3位『名探偵コナン 世紀末の魔術師』 名作のオマージュやパロディが多いコナンシリーズだが、本作は『レイダース 失われたアーク』でお馴染みインディ・ジョーンズ的な冒険ミステリーのDNAが色濃い。歴史上の出来事に独自の解釈を加えるというコナンシリーズでは珍しい設定になっている。一部は大阪、二部は豪華客船、三部はお城とテンポよく舞台が移り変わり、そのスケール感によってすごく映画っぽい一品。 何より大野克夫氏による音楽がめっちゃ良い!テレビシリーズで使用されている曲のアレンジバージョンが各シーンで軽妙なリズムを生み、大阪でのチェイスシーンでは低音を効かせた劇伴が最高。『名探偵コナン』というものが音楽のグルーヴ感によって支えられていることがよくわかる。キッドが奪おうとするお宝メモリーズ・エッグのシーンになると流れる「I’ll be there」がコナンの劇伴史上1番美しい!後半のお城シーンでは画の煌びやかさ、物語の切なさとマッチして「わぁ…」と思わずため息が漏れてしまうこと間違いなし! 右目を狙う正体不明のスナイパー・スコーピオンが小学生にも容赦無く銃を撃ってくるマジ感も恐ろしいが、ファンにとって1番スリルがあるのは、蘭がコナン君の正体に気づき始めていること!今回、蘭はコナン君の一挙手一投足に対し「あれ…!?新一!?」と冴えまくっていて、最後まで目が離せない。 メインゲストとして好敵手の怪盗キッドが映画初登場。単なるヴィランではなく底抜けに粋なヤツだということがラストで発覚し株価急上昇! 美しさもありながら、ビターな味わいがシリーズの中でも異色の輝きを放っていて、忘れられない1本。
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劇場版 名探偵コナン 世紀末の魔術師の★評価を入力する劇場版 名探偵コナン 瞳の中の暗殺者
第2位『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』 これは”コナン初心者向けの作品”にもなる入門編の意味合いも兼ねて紹介させていただきたい作品! 冒頭から工藤新一と毛利蘭の運命の別れ道となった遊園地トロピカルランドが舞台に。この日だけで、ジェットコースターで首が切断される殺人事件が起きたり、黒ずくめの組織が怪しい取引をしているわで、治安が悪すぎるが、新一と蘭の初々しいデートシーンが描かれる。 冷たいコーラの缶を頬にくっつけてキャ!みたいなやりとりや、21:00になったら噴き上がる仕組みになっている園内の噴水をサプライズのお祝いとしてドヤ顔してしまっている新一とそれを喜ぶ蘭が純真でかわいい!二人とも所詮は高校生なのだ! そんな微笑ましいデートに続いてオープニング映像!そこで、トロピカルランドのデートの末に新一が黒の組織(ジンとウォッカ)に薬を飲まされ、体が縮み、江戸川コナンになってしまう成り行きがダイジェストで語られる。つまり、アバンタイトルとオープニングが物語的にシームレスに繋がっているシリーズ史上一番美しい幕開け! メインプロットは、かつてとある事件に関わった刑事が次々と狙われる連続殺人事件。新たなターゲットはシリーズお馴染みの佐藤刑事。不運は重なり、蘭は佐藤刑事の襲撃現場に出くわしてしまう。幸い二人とも一命は取り留めたが、蘭は事件のショックで記憶喪失になってしまう。園子、阿笠博士、少年探偵団の元太、光彦、歩美らのお馴染みメンバーが彼女に自己紹介してくれ、彼女自身が空手の都大会で優勝した実績があることや新一との関係性についても周囲が改めて説明してくれる。 『名探偵コナン』の原点とも言えるトロピカルランドでの事件が本作の軸になっていたり、蘭が記憶を失うことで、みんながあらゆる説明をしてくれるため『名探偵コナン』シリーズのチュートリアルとしてピッタリ!なんならこれまで1本も見たことない人にとってもわかりやすい! 後に、高木刑事が襲撃された時、蘭は犯人の顔を目撃していたことが発覚する。それによって犯人から命を狙われることとなり、物語のスリルに拍車がかかる。この「記憶喪失」はサスペンスを盛り上げる1つの要素としてるが、それだけではない。 「このまま記憶が戻らない方が、工藤君にとって都合がいいんじゃない?」 灰原哀がこうコナンに投げかけ、物語に陰を落とす。 蘭にとって記憶を失ったままの方が幸せなんじゃないか?新一との記憶を取り戻せても、新一を取り戻すことはできない。再び、会いたくても会えない関係に戻ることは幸せなのか。このまま新しい人生を歩む方がいいのではないか? それでも蘭は微かに懐かしさを覚える新一という存在を思い出そうと、本作の最終決戦場でもあるトロピカルランドへと向かう…! ここで繰り広げられる切ないラブストーリーと推理劇、ケレン味たっぷりのアクションはコナン映画ならではの一級品!
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劇場版 名探偵コナン 瞳の中の暗殺者の★評価を入力する劇場版 名探偵コナン 天国へのカウントダウン
第1位『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』 筆者的に「コナン映画」に求めるパニック映画的要素とアクション映画的要素が本作には詰まっていて、そのバランスが見事で、堂々の1位! ツインタワーで火災に囲まれた蘭とコナン君が消火ホースを体に結びつけ飛び降り、下の階の窓ガラスを蹴破って九死に一生を得たり、屋上にヘリが来たのに爆発と火災によって救助ができなかったりと明らかに映画『ダイ・ハード』(1988年)へのオマージュが散りばめられている。ちなみに、コナンシリーズはちょいちょい『スピード』(1994年)へのリスペクトを感じさせるシーンが出てくるので油断できない。 日本の実写映画では実現不可能な規模のアクションでもコナンならできる!という魂が揺さぶられる志がたまらない! そして、本作でフィーチャーされるのは灰原哀。 彼女は今ではすっかりお馴染みのレギュラーメンバーだが、この当時は途中から参戦した新参者でかなり浮いた存在だった。元々は黒ずくめの組織に所属していたが、そこで実の姉を殺されたことで、裏切りを決意。しかし、組織の連中にコナンと同じAPTX4869(アポトキシンよんはちろくきゅう)を飲まされ、殺されかけたものの体が縮んで脱出することができたという暗い過去を背負う女性だ。 本作の哀ちゃんはまぁ暗い。どうしても姉の声が聴きたくて、夜な夜なベッドを抜け出し、亡き姉の留守電の声を聴いているという病みっぷり。「10年後には自分は死んでいるかもしれない」「私の居場所は存在しない」的な発言の連続で、自分の死に場所をずっと探しているようにも見える。そんな哀ちゃんは本作のクライマックスで自暴自棄の最終形態に突入!ちなみに、彼女を救うのはコナン君ではないのがポイント。画の爆裂な気持ち良さ、少年探偵団らしい伏線回収、愛の力とロジックが結びつくコナンらしい展開が畳み掛けてきて、最大級のエモーショナルが待っていて、最後は泣いちゃう。必見。 終わりに 『時計じかけの摩天楼』や『ベイカー街の亡霊』あたりとも迷いましたが、今の僕のランキングは上記の通り。ていうか、気づいたら普通に3作目〜5作目までの公開順になってしまいました。笑 試行錯誤する中でだんだんと”コナン映画”というものが固まっていく過程がツボなのかもしれません。きっとまた見直したら変わりそう…。中期と後期はもっと難しい!いずれまた発表します。 皆さんの劇場版『名探偵コナン』ランキングもお聞かせください。
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劇場版 名探偵コナン 天国へのカウントダウンの★評価を入力する





