
“背中で語る”ロック様──『ファースター 怒りの銃弾』の骨太な快感
『ファースター 怒りの銃弾』は、そこまで有名でもなく、評価も突出して高いわけではない。でも、自分は何度も見返している大好きな作品だ。短く、シンプルで、観終わったあとにスカッとする。この“気持ちよさ”が実にちょうどいい。 まず最大の魅力は、ドウェイン・ジョンソン、つまりロック様のクールな演技を堪能できることだと思う。『ワイルド・スピード MEGAMAX』以前、映画スターとして完全に爆発する直前くらいの時期で、まだ今ほど“巨大ブランド化”していないロック様が見られる。この頃特有の無骨さが、とても良い。 しかも体つきも絶妙な時期。レスラー時代以上に筋肉が増していく寸前くらいで、“現実感のある超人”みたいなバランスなのが面白い。今見ると、この時代のロック様はかなり貴重だ。 物語は単純明快。骨太な男が、骨太な銃で復讐していく。ただそれだけ。しかし、この“ただそれだけ”を徹底しているからこそ気持ちいい。余計なひねりや複雑な事情説明を増やさず、一直線に進んでいく。 そこに、ダメダメ刑事と完璧すぎるハンサム殺し屋のドラマが絡んでくる。この二人がいることで、作品が単なるロック様無双映画で終わらず、コンパクトな群像劇として成立している。テンポも良く、視点が切り替わることで飽きない。 特に殺し屋パートの妙なスタイリッシュさも好きだ。やたら整った生活感や価値観を持ちながら、人を殺すことを仕事としている。そのアンバランスさが、この映画独特の味になっている。 全体として、“ごちゃごちゃしない”のも好印象だ。最近のアクション映画は設定や世界観を盛り込みすぎることも多いが、本作は驚くほどシンプル。だからこそ何度も観られる。疲れないのだ。 そして、やはりお気に入りは兄貴の奥さんのあのシーン。「全員殺して!」と叫ぶ声を、ロック様が振り返らず背中で受け止める。あそこ、本当にカッコいい。説明しすぎず、感情を背中で見せる。この無骨さこそ、この映画の魅力だと思う。 『ファースター 怒りの銃弾』は、派手さよりも“骨太な気持ちよさ”で魅せる作品だ。復讐劇としてシンプルにまとまり、ロック様の魅力も全開。大作ではない。でも、だからこそ定期的に観たくなる。 こういう映画、やっぱり好きなんだ。
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- 作成日時:
- 2026/05/09 23:19
ファースター 怒りの銃弾
有名でないし、評判も高くないけど、何度も見てる大好きな作品。短くてシンプルな内容でスカッとするし、心地いいんだ。何より一番は、ロック様のクールな演技が堪能できること!ワイスピMEGAMAX以前の映画進出の初期作品の中では一番好きで、レスラー時代以上に筋肉がスゴくなっていく直前くらいのロック様が見れるのも今や貴重かな(笑) 骨太な主人公が骨太な銃で復讐していく、とても単純明快な内容に、それを追うダメダメ刑事とパーフェクトハンサム殺し屋のドラマが挿入される。ロック様だけの映画ではなくて、コンパクトな群像劇としても楽しめて飽きない映像になっている。ごちゃごちゃせずに、物事はシンプルに進んでいくのも好印象。こういう映画の方が何度も見れてしまう。お気に入りは兄貴の奥さんがロック様の背中に向かって「全員殺して!」と吠えるシーン。振り向かず背中で聞くロック様がカッコよすぎ!!
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