
「百想芸術大賞」テレビ部門大賞!なぜリュ・スンリョンは唯一無二なのか?圧倒的な凄み
人口約5,000万人の韓国で、大ヒットの指標とされる“観客動員数1,000万人”を超えた作品(通称:千万映画)を、なんと4作品も持つ名俳優リュ・スンリョン。 そのうち、主演を務めた『バトル・オーシャン 海上決戦』(約1761万人)と『エクストリーム・ジョブ』(約1626万人)は、韓国映画の歴代観客動員数ランキングで1位と2位を占めています。 個人的な印象として、映画よりの俳優さんのイメージが大きい彼ですが、数少ないドラマでも出演すればヒットしてしまうまさに「名俳優」です。 先日5月8日に開催された「第62回百想芸術大賞」では、Netflix『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』にてテレビ部門の大賞を受賞しました。 彼の出演ドラマとしては、Disney+『パイン ならず者たち』も作品賞を含めた5部門にノミネートされていました。1回の受賞式に同時に出演作品2作品がノミネートされるというのがすごいですよね。 『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』は、韓国社会の競争や不動産事情を映し出したリアルなヒューマンドラマとして高い評価を受けています。その中で、主人公“キム部長”ことキム・ナクスを演じたリュ・スンリョン。いわゆるミドル世代のナクスは、「大きな挫折なく大企業に就職し、美人な妻と優秀な息子とマイホームを持ち、部長にまで上り詰めて役員までもう少しのところまで来た50代の”勝ち組“サラリーマン」なわけですが、パワハラ、モラハラ気味のまさに自覚のない「老害」な存在です。そんな順風満帆だった彼の人生が、突如として転落の危機を迎えます。そして、会社と家庭の両方で自分の存在意義を失う中、本当に大切なものは何か、真の「自分らしさ」とは何かを模索し始めます。 リュ・スンリョンといえば、コミカルな役から心に深い傷を抱えたシリアスな役柄まで、まるで別人かと思うほど自在に化けるその演技力にいつも驚かされます。 個人的には、シリアスな空気にふと放り込まれる“ユーモア”が大好きなのですが、まさに、『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』が“ただの暗いドラマ”にならなかったのは、彼のそんな演技の賜物だと思いました。 セリフの間、視線の動き、指先のわずかな震え。そうした細やかな表現の一つひとつが、彼の持つ唯一無二の存在感に繋がっているのでしょうね。 彼は、以前拝見したインタビュー記事で、「ご自身を定義するとしたら?」という質問に下記のように答えています。 ―――――――――――――――――― “最善を尽くす俳優”。どんな作品であれ、その瞬間に自分ができる限りの最善を尽くして撮影に臨んでいます。 アクション、コメディ、家族愛、ロマンスまで、職人精神で一つ一つのシーンと向き合い、常に豊かなアイデアを生み出すように努めています。 ―――――――――――――――――― 「職人精神」といえる彼のプロ意識や努力や経験が、大ヒット作品を多く生み出しているのは間違いないでしょう! 今回は、彼のドラマ作品をいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。(おまけに“千万映画”もどうぞ。) 既に俳優リュ・スンリョンをご存知の方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、一度ハマると抜けられない“リュ・スンリョン”ワールドをぜひご堪能ください。
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- 作成日時:
- 2026/05/14 09:24
キングダム
朝鮮王朝を舞台に、死者が蘇る謎の疫病と王権を巡る陰謀が交錯する宮廷×ゾンビスリラーです。リュ・スンリョンが演じるのは、領議政チョ・ハクチュ。王権を脅かす敵対勢力を冷酷に排除し、娘を王妃にすることで絶対的な権力を握ろうとする、本作最大のヴィラン(悪役)です。その威圧感は圧倒的で、目線の動きや静かな声色だけで周囲を凍りつかせる演技は、まさに恐怖の化身。欲望のままに突き進むその姿は、物語に強烈な緊張感をもたらします。ゾンビ以上に恐ろしい人間としての業を体現する、彼の冷徹な怪演からは一瞬たりとも目が離せません。
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キングダムの★評価を入力するムービング
特殊能力を隠して生きる子供たちと、つらい過去を胸に秘めて生きてきた親たちが直面する過酷な運命を描くアクション超大作。リュ・スンリョン演じるチャン・ジュウォンは、無限再生能力と戦闘能力を持ち、「怪物」と恐れられた元エージェントです。強靭な肉体と無骨な優しさを併せ持つ彼は、娘を何よりも大切にする父親でもあります。痛みを伴うアクションシーンでは肉体的な強さを、娘に対する慈愛に満ちたシーンでは繊細な感情表現を見事に演じ分けています。泥臭くも愛おしい、彼の代表的なキャラクターの一つです。
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ムービングの★評価を入力するタッカンジョン
ある日突然、機械に閉じ込められた娘が「タッカンジョン(韓国の甘辛い唐揚げ)」に変身してしまうという、奇想天外なミステリーコメディ。リュ・スンリョンは、娘を人間に戻すために奔走する父親チェ・ソンマンを演じました。原作漫画から飛び出してきたかのようなコミカルな演技は、まさに彼の独壇場。娘を想う悲壮感と、状況のシュールさが混ざり合う難役を、緩急自在の表情で笑いへと昇華させています。シリアスな役のイメージが強い彼が、あえて全力で「全力のふざけ」を見せることで、独特の世界観で強烈なインパクトを残す作品です。
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タッカンジョンの★評価を入力するソウルの家から大企業に通うキム部長の物語
大企業に勤める50代の“キム部長”ことキム・ナクスは、社会的成功を収めた自信家。しかし、会社と家庭の両面で自身の立ち位置が揺らぎ始め、人生最大の転機(ピンチ)を迎えます。リュ・スンリョンは、自覚のない「老害」サラリーマンという、一見すると共感しにくいキム・ナクスを演じ切りました。単なる嫌な男に終わらせず、その裏にある寂しさや滑稽さまでを人間味たっぷりに表現。彼が演じることで、転落の危機の中で右往左往するキム部長の姿が、私たち現代人の「明日は我が身かもしれない」という不安をどこか笑いに変えてくれるような、深く味わい深い人間ドラマに仕上がっています。
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ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語の★評価を入力する王になった男
理性を失った暴君の影武者になった王と瓜二つの道化師が、“真の王”として目覚めていく姿を描く絢爛豪華な宮廷歴史大作。リュ・スンリョン演じる都承旨ホ・ギュンは、王の命で「王の代役」を探し影武者に仕立て上げるも、道化師であるハソン(イ・ビョンホン)の中に「真の王」の資質を見出し、葛藤する知略家です。国を動かすための厳しい決断を迫られる孤独と、信念を貫く強さが画面から溢れ出します。王役のイ・ビョンホンとの緊迫感あふれる掛け合いは圧巻。彼が静かに語る重厚なセリフの一つひとつが、物語の格調を高めています。彼の重厚な演技力が光る、韓国時代劇映画の金字塔です。
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王になった男の★評価を入力する7番房の奇跡
知的年齢が6歳の父親と、健気な娘の深い絆を描いた心温まるヒューマンドラマ。リュ・スンリョン演じる主人公イ・ヨングは、殺人事件の濡れ衣を着せられ、刑務所の「7番房」に収監されます。娘を深く愛する純真無垢な父親を、彼は全身全霊の表情で演じきりました。涙を誘う悲劇的な設定でありながら、刑務所の仲間たちとのコミカルな交流も完璧にこなす、その演技の振り幅には感服します。彼の圧倒的な感情表現が、多くの観客の心を鷲掴みにしました。韓国映画史上、最も涙を流した人が多い作品といっても過言ではありません。
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7番房の奇跡の★評価を入力するバトル・オーシャン 海上決戦
わずか12隻の船で300隻の日本軍艦隊に立ち向かった李舜臣(イ・スンシン)将軍の戦いを描く、韓国の歴代観客動員数1位の歴史超大作。リュ・スンリョンが演じたのは、日本軍の冷酷な指揮官・亀甲船を操る相手として立ちはだかる、敵将の来島通総です。悪役でありながら、軍人としての誇りと凄まじい威厳を持ち、圧倒的な強者としてのオーラを放っています。韓国側から見た「倒すべき最大の敵」を、一切の妥協なく力強く演じることで、この歴史的戦いの緊張感を際立たせています。彼自身の存在感が、映画の持つスケールに負けない強烈なインパクトを与えています。
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バトル・オーシャン 海上決戦の★評価を入力するエクストリーム・ジョブ
韓国の歴代観客動員数2位の本作は、解体寸前の麻薬捜査班が、犯人を追うために始めたフライドチキン店が大ヒットしてしまうという痛快アクションコメディです。リュ・スンリョンが演じるのは、万年班長から出世できないコ・サンギ。チームをまとめるカリスマ性は皆無、でも部下たちへの愛情だけは人一倍という、どこか情けないけれど憎めないキャラクターです。ボロボロになりながらも事件を追う姿は爆笑必至。特にチキン作りに情熱を燃やすシーンの真剣さは、本作のハイライトです。観客を笑わせるための「間」の天才的な才能が炸裂しており、彼が持つ親しみやすさが最大限に発揮された大ヒット作です。
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