
🗨️無敵の80年世代【週刊少年ジャンプ】の威力
1980年代の小中学生の男子にとっては「週刊少年ジャンプ」を誰よりも先に購読している事がステータスだった。200円を握りしめて近所の書店やコンビニ(当時は地元にセブンイレブンしか無かった)に学校が終わって駆け込んでいた。登校前に買うというツワモノもいたが、学級委員系女子のチクリでガサが入り先生に取り上げられるという事態もザラだった。 いち早く入手するために様々な噂も飛び交い、新幹線のホームのキオスクは1日早く買える、駄菓子屋の婆さんが購入予約表を作って1日前に駄菓子とセットで販売しているなど……とにかくゲットすることがマストで、読んだか読まないかを問われる時代だった、それが昭和。 筆者は過酷な時代を乗り越えたわけだが、それが偶然にもジャンプの黄金期でもあった。発行部数は毎年のように600万部を超え、今でも根強いレジェンド作品がこの時代に生まれたわけだ。 いまや40代、50代、60代になった「男の子」たちはジャンプの「友情・努力・勝利」というテーマを心の隅に持ち続け現代社会と日夜闘っている。 そんな紙媒体とデジタルの両方の良さを知るハイブリッド世代に、薄れた「友情・努力・勝利」を思い出させてくれる作品をセレクト。絶対、見てくれよな♪(悟空の声が脳内で響いたあなたは立派な「男の子」だ) ■おすすめしている作品 ①夢戦士ウイングマン ②北斗の拳 ③ドラゴンボール ④聖闘士星矢 ⑤キン肉マン ⑥魁!!男塾 ⑦闘将!!拉麺男 編集担当:ピンク・パンダーX
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- 作成日時:
- 2025/01/29 18:01
夢戦士ウイングマン
- 制作年:
- 1984年

ラブコメ、SF以上の世界観、桂正和の代表作の1つ。ウイングマンだけではなく、後世に描いた女性キャラ全てが可愛すぎる。ジャンプに掲載されたウイングマンは少年誌ゆえにちょっとドキドキしながら一人部屋でアオイを喰い入るように眺めていた。変身ヒーロー、美少女、チョイ露出、ガジェットという「男の子」の好きな要素満載の本作。ぜひあの頃にもどって「チェイング!」してみては?
北斗の拳
- 制作年:
- 1984年

どの学校にも北斗神拳や南斗水鳥拳の使い手はいたはず。ケンシロウには程遠い「見えるパンチ」の乱打や、「シャオッ」と言いながらレイの動きを真似る生徒が多数存在し、雑魚キャラの「あべし」「ひでぶ」「たわば」を無駄に連呼。秘孔と言われてもなんだかわからず、人差し指だと捻挫をするので結果的に親指でツボを押し合っていただけだったかもしれない。今更だがPTAは過剰反応だったように思う。
ドラゴンボール
- 制作年:
- 1986年

お決まりのポーズで呼吸を整え「か~」「め~」「は~」「め~」「波っ~!!!!」と。なぜ当時、かめはめ波が出せると思っていたのか?悟空への親近感、悟空にできるなら自分でもできるという期待感などがあったからかもしれない。ジャンプの「友情・努力・勝利」というテーマを確実に踏襲した世界的名作。全てのキャラクターはいまでも自走し続けている。
聖闘士星矢
- 制作年:
- 1986年

とんねるずの「一気!」のメロディにのせて。「ペガサス星矢は流星拳 幻魅せるは幻魔拳 やっと逢えた兄さんは 金ピカ服着たおじさんと ギリシャで一緒に無理心中~♪男の名前は一輝!一輝!一輝!……」。この替え歌を知っている方は当時北関東の栃木で一緒に過ごした人かもしれない。今でも耳から離れないアンドロメダ瞬目線のこの歌が、なぜ一部地域で流行っていたのか不明。ヤホーで調べてみるか。
キン肉マン
- 制作年:
- 1983年

当時はタイガーマスクと小林邦昭のマスク刈りなどプロレスも全盛期で、技の掛け合いを休み時間に空きスペースでしていた思い出。キン肉バスターは死人がでるんじゃないかと思うが、それは小学生レベルでうまくキマるはずもなかった。キン肉マンは関東では日曜朝にテレビアニメも放映されていてそれを観るのも楽しみの一つ、キン消しガシャポンにいくら注ぎ込んだか計り知れない。
魁!!男塾
- 制作年:
- 1988年

宮下あきら作品では人情&ハードボイルドな『ボギー THE GREAT』も鮮明に覚えているが、この『魁!!男塾』は衝撃だった。不良、決闘、格闘などにギャグを盛り込んだ名作。アニメの予告編は話題になりその遊び心はいまでも伝説となっている。死んだとされたキャラが普通に復活していたり、読者としては驚きの連続だがそれがまた良い。過度なスパルタ教育はアニメの世界だけではなく普通にあった、それが昭和。
闘将!!拉麺男
- 制作年:
- 1988年

キン肉マンからのスピンオフ。ベアークローでウォーズマンに脳天ぶっ刺されてモンゴルマンで復帰したがその人気は絶大。アニメでは声優・蟹江栄司が初代を務めたが急逝後は銀河万丈、そして幹本雄之、小野健一、関智一へと引き継がれた。筆者は蟹江栄司の唯一無二の落ち着いた声のイメージが強い。ラーメンマンというシンプルなネーミングではあるが、スマートで論理的なところが人気キャラの一人である所以。