
サイコ・バイオレンス映画『名無し』公開記念!佐藤二朗特集!
今週5/22(金)より、問題作と話題のサイコ・バイオレンス映画『名無し』が公開されます。 若い客で賑わう昼下がりのファミレス。 そこで突如、凄惨な殺人事件が発生する。 しかし、防犯カメラに映っていた坊主頭の中年男は、何も凶器を持っていなかった。 捜査を進めるうち、警察は数年前に万引きの疑いで調書を取られた“ある男”へ辿り着く。 その男の名は、「山田太郎」。 彼の自宅には、腐敗した女性の遺体が残されていた──。 試写で鑑賞させていただいたのですが、あの“スズキタゴサク”に匹敵するような怪演っぷりに圧倒されました。 作品のテーマ性も相まって、非常にヘビーな問題作へ仕上がっています。 そしてなんと本作、原作・脚本・主演を佐藤二朗が担当。 監督・共同脚本は『悪い夏』『嗤う蟲』などの城定秀夫。 さらにMEGUMI、丸山隆平、佐々木蔵之介ら実力派キャストが脇を固めています。 今年もまた、“笑いを封印した佐藤二朗”が観客を地獄へ叩き落とす!! ──ということで、今月は「佐藤二朗」特集です。 長らく“クセの強い名バイプレイヤー”として愛されてきた俳優・佐藤二朗。 しかし近年、その「おどけたおじさん」というイメージは、大きく更新されつつあります。 狂気、不穏さ、哀しみ、そして人間の業。 コメディだけでは終わらない、佐藤二朗という俳優の軌跡を改めて振り返ってみたいと思います。 ▼過去記事はコチラ ・『プラダを着た悪魔』金ロー公開記念!いろんな意味でガールズパワー全開な映画特集! https://r10.to/h5CIGV ・『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』公開記念 実写化は成功したのか?&山﨑賢人特集! https://r10.to/hFKrQp
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- 作成日時:
- 2026/05/21 14:20
- 更新日時:
- 2026/05/21 14:30
勇者ヨシヒコと魔王の城
疫病に苦しむ村を救うため、生真面目な青年・ヨシヒコが“勇者”として旅へ出るRPG風コメディドラマ。 山田孝之、木南晴夏、ムロツヨシら豪華キャストによる掛け合いも魅力です。 低予算RPG風コメディとして、いまなおカルト的人気を誇るシリーズ。 世代バレするかもですが、私的に佐藤二朗といえば、やはり本作の印象が強いです。 彼の名を聞いた瞬間、“仏”を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。 ドラクエ好きにはたまらないBGMや設定、お約束満載の世界観。 しかし、本作最大の魅力は、まるでコントのような会話劇にあります。 RPGのお約束を絶妙にズラしていく笑いが、とにかく秀逸。 天然すぎるがゆえに空気を読まず、真顔でお約束を破壊していくヨシヒコ。 そして、ゆるい会話やメタ発言を交えながら、誰も傷つけない方向へ転がっていく独特の笑いには、いま観ても唯一無二の魅力があります。 気づけば定期的に見返したくなる。 そんな不思議な中毒性を持ったシリーズです。
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勇者ヨシヒコと魔王の城の★評価を入力する変な家
違和感のある間取りをきっかけに、家に隠された恐るべき秘密へ迫っていく不動産ミステリー。 “読み出したら止まらない”と話題になった、雨穴によるベストセラー小説を映画化した作品です。 オカルト系動画クリエイター・雨宮を間宮祥太朗、 そして彼とバディを組む設計士・栗原を佐藤二朗が演じています。 佐藤二朗は、栗原が初登場する「いちごパフェ」のシーンから、すでに只者ではない空気を放っていました。 本作は、映像化にあたって賛否が大きく分かれた作品でもあります。 その理由のひとつとして語られるのが、原作と映画版の方向性の違い。 原作は淡々とした語り口のまま、“間取りの違和感”から読者の想像力を刺激していくミステリー。 一方、映画版はより“ホラー映画”としての娯楽性を前面に押し出した作りになっています。 そのため、純粋なミステリーとして楽しみたい人には、原作小説の方が刺さるかもしれません。 しかし映画版は映画版で、しっかりホラーエンタメとして成立しています。 誰もが気軽に楽しめるホラー映画として、間口の広い一本ではないでしょうか。
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変な家の★評価を入力するあんのこと
毒親、虐待、貧困、薬物依存──。 過酷な環境の中で“ふつう”に生きようともがく女性の姿を描いた社会派ドラマ。 実在の事件に着想を得た作品です。 河合優実、稲垣吾郎らが出演。 そして佐藤二朗は、主人公へ更生の道を示そうとするベテラン刑事を演じており、その二面性も含め、物語の大きな軸となっています。 毒親、貧困、社会福祉の限界、そしてコロナ禍。 さまざまな問題が複雑に絡み合う、いわば“しんどみ欲張りセット”のような映画です。 観ていて本当に苦しい。 しかし同時に、その苦しさから目を逸らしてはいけないとも思わされます。 さらに、本作の顛末は極めて憂鬱。 “救済”という言葉の難しさと、現実社会の残酷さが、鑑賞後も重く残り続けます。 『市子』や『怪物』など、近年注目を集める社会派邦画とも通じる作品。 やるせなさと悔しさを突きつけながら、現代社会のシステムについて考えさせられる一本です。
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あんのことの★評価を入力するさがす
「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや」 “指名手配犯を見た”と言い残し、父が突然失踪。 娘は父を探す中で、恐ろしい事件へ巻き込まれていくサスペンス映画です。 監督は『岬の兄妹』の片山慎三。 日頃の“陽キャラ”な佐藤二朗のイメージをもってしても、一切緩和できないレベルの陰鬱作品。 これはもう、ある意味“裏切り”です(笑) ALS、貧困、自殺志願者、代理殺人。 倫理的に重たいテーマが次々と押し寄せ、観客へ強烈な心理的ストレスを与えてきます。 特にALS患者をめぐる場面などは非常にヘビー。 観ていて、思わず息苦しくなるほど。 何が正解なのか分からない、割り切れない感情を、鑑賞後まで長く引きずることになるはずです。 あまりの重さに観る人を選ぶ作品ではありますが、だからこそ強烈に記憶へ残る一本でした。
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さがすの★評価を入力する爆弾
取調室に現れた謎の男・スズキタゴサク。 彼の“予言”をきっかけに、東京で次々と爆破事件が発生していくサスペンス作品です。 『国宝』の歴史的ヒットが話題となった2025年ですが、本作もまた、同年の日本映画界の豊作ぶりを象徴する一本でした。 その娯楽映画としての面白さと、社会派作品としてのインパクトは凄まじく、今後も長く語り継がれていく作品になるはずです。 ジャパンプレミアで鑑賞した際は、あまりの面白さにおったまげました。 山田裕貴、染谷将太、伊藤沙莉ら豪華キャストがひしめき合う中、圧倒的な存在感で場を支配し続けるのが、佐藤二朗演じるスズキタゴサクです。 まさに“怪演”と呼ぶに相応しいキャラクターであり、その強烈さからミーム化されるほどの人気を博しました。 何を考えているのか分からない。 しかし、完全な悪人にも見えない。 その曖昧さが、ゾッとするほど恐ろしく、そして目を離せない魅力に富んでいます。 これまでコメディで培ってきた“人懐っこさ”までもが、本作では逆に恐怖として機能しています。 スズキタゴサクは、佐藤二朗にとって間違いなく代表作級のキャラクターと言えるでしょう。
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