
“ゴーストバスターズ”を次の世代へ繋いだ──『アフターライフ』の優しさ
『ゴーストバスターズ/アフターライフ』、これむちゃくちゃ良かった。単なる懐古ファンサービス映画ではなく、“ちゃんと次世代へバトンを渡す映画”になっていたのが素晴らしい。 まず驚いたのは、前半をかなりじっくり使うところだ。舞台はニューヨークではなく、何もなさそうな田舎町。引っ越してきた家族が、亡くなった祖父の残したものと出会っていく。ここを1時間以上かけて丁寧に描いている。 つまり本作は、最初から“ゴーストバスターズ映画”全開ではない。むしろボーイ&ガール・ミーツ・ゴースト映画として始まる。この空気感がすごく良い。 そして、その“普通の子どもたち”が、かつてのゴーストバスターズの痕跡を掘り起こしていくのだ。 あのビームを撃つ装置。あの白い車。あのおばけたち。 もう、それだけでグッと来る。 特に“今の子どもたち”と“レトロガジェット”の組み合わせがたまらない。スマホ世代の子どもたちが、古臭い機械をワクワクしながら触る。その姿に、「ゴーストバスターズ」という作品の夢がちゃんと受け継がれている感じがした。 主人公の少女もとても良い。理屈っぽくて変わり者だけど、どこか寂しさも抱えている。そのキャラクターが、祖父の残したものと出会うことで変わっていく。このドラマの積み重ねが丁寧だ。 そこへポール・ラッドが絡んでくるのも絶妙。軽妙で親しみやすく、でもちゃんと“ゴーストバスターズらしいノリ”を出している。あの少しモゾモゾした、「何か大事件が起きそうだぞ…」という空気作りが上手い。 そして本作、ちゃんと“少年少女の映画”になっているのが良い。ここが単なる旧作キャラ頼りになっていない理由だと思う。主役はあくまで新しい世代。だからこそ、シリーズの未来を感じられる。 もちろんファンサービスもたっぷりだ。旧作ファンならニヤリとするネタが次々出てくる。でも、それが嫌味じゃない。ちゃんと物語に溶け込んでいる。 そしてラスト。あれはズルい。完全にズルい(笑)。 長年シリーズを見てきた人ほど、あの演出にはやられてしまう。懐かしさだけではなく、“時間が経ったこと”そのものを感動へ変えている。 『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は、過去を懐かしむだけの映画ではない。子どもたちが“ゴーストバスターズ”という夢を受け継ぐ物語だ。 だから観終わったあと、懐かしさと同時に未来へのワクワク感も残る。シリーズものの続編として、かなり理想的な一本だったと思う。傑作。
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- 作成日時:
- 2026/05/27 22:36
ゴーストバスターズ/アフターライフ
「ゴーストバスターズ」までの大いなるプレリュードは、前半1時間以上しっかり使う。舞台はニューヨークとはかけ離れた、田舎の平凡な街。引っ越してきた家族が、元ゴーストバスターズだったおじいちゃんの残したものと出会う。ボーイ&ガール・ミーツ・ゴースト映画って感じ。しかしこれがちゃんと「ゴーストバスターズ3」なんですよ。今の子ども×レトロなガジェットがなんだかシビレちゃうよね。今の子どもたちがゴーストバスターズを掘り起こし復活させる。あのビーム出すやつ、あの白い車、あのおばけたち。これだけで感動してくる。ここにポール・ラッドという配役もなかなか良いよね。モゾモゾと大事件が起きる予感を醸し出すのもゴーストバスターズらしくて好き。だがしかし今作は少年少女の映画としたところに良さがある。まー、しかしファンサービスもたっぷりで、あのラストもズルい。傑作。
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