
ロバート・デ・ニーロが笑わせにくる——コメディ映画3選
ロバート・デ・ニーロといえば、『タクシードライバー』や『ゴッドファーザー PART II』に代表される、目が笑っていない系の怖い男というイメージが強い。だが実は、コメディ映画でも相当な腕を持つ俳優だということを、私はこの3本で思い知らされた。 『アナライズ・ミー』は、パニック障害に悩むマフィアのボス、ポール・ヴィッティをデ・ニーロが演じた作品だ。マフィアのボスが精神科医(ビリー・クリスタル)のカウンセリングを受けるという、それだけでもう笑える設定だが、デ・ニーロの真骨頂はそのギャップの使い方にある。脅したかと思えば泣き崩れ、威厳を保ちたいのに感情が漏れ出す——ギャング映画で培った「怖さ」を逆手に取ったコメディで、デ・ニーロにしか出せない可笑しさがある。 『ミート・ザ・ペアレンツ』では、娘の彼氏をねちねちと追い詰める元CIA捜査官の父親を演じた。相手を威圧するあの眼光が、今度は「娘を守る父親」として炸裂する。ベン・スティラー演じる彼氏が次々と失態を犯していく展開はコメディの教科書のようなテンポで、世界興収3億3000万ドルという大ヒットも納得だ。完全にコメディ映画なのに、デ・ニーロだけはどこか本当に怖い、というそのバランスが絶妙だった。 『マイ・インターン』は、この3本の中でいちばん「優しい」コメディだ。退職後に70歳でシニアインターンとなったベンを演じたデ・ニーロは、アン・ハサウェイ演じる若い女性CEOと世代を超えた絆を築いていく。怒鳴りも脅しもしない、ただ穏やかに存在するデ・ニーロというのが新鮮で、日本でも17億円超えのヒットを記録した。こんな上司がいたら最高だと、誰もが思う一本だ。 マフィアのボス、怖い父親、70歳のインターン——3本を並べると、デ・ニーロのコメディの振れ幅がいかに広いかがよくわかる。ぜひ3本まとめて観てほしい。
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- 作成日時:
- 2026/05/29 16:11
アナライズ・ミー
パニック障害に悩むマフィアのボス、ポール・ヴィッティ(ロバート・デ・ニーロ)が、渋々ながら精神科医ベン(ビリー・クリスタル)のカウンセリングを受けることになるコメディ。脅したかと思えば泣き崩れるギャップが笑いを生み、デ・ニーロの「怖さ」を逆手に取った設定が絶妙にはまった。好評を受け、続編『アナライズ・ユー』も制作された。
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結婚を考える彼女の実家を訪れた男性看護師グレッグ(ベン・スティラー)が、元CIA捜査官の父親ジャック(ロバート・デ・ニーロ)に次々と追い詰められるコメディ。娘の彼氏を威圧するデ・ニーロの眼光が笑いに転化され、世界興収3億3000万ドルを記録した大ヒット作。スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた。
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退職後に退屈を感じた70歳の元役員ベン(ロバート・デ・ニーロ)が、急成長中のファッション系スタートアップでシニアインターンとして採用される。若い女性CEO(アン・ハサウェイ)と世代を超えた絆を築いていく姿を描いたヒューマンコメディで、日本でも17億円超えのヒットを記録。穏やかで温かいデ・ニーロの新境地が楽しめる一作だ。
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