
闇バイトした若者の末路は!?な映画3選
映画大好き芸人・お笑いコンビ「飛石連休」の藤井ペイジです。 最近ちまたでよく聴く「闇バイト」。簡単に大金が手に入るという甘い囁きに、騙される若者が後を絶たないとか。現実はそんなに甘くないんですが、映画の世界にもそんな法律アウトな大金稼ぎに目がくらむ若者が後を絶ちませんでした…。 <藤井ペイジ プロフィール> ・お笑い芸人、飛石連休の藤井ペイジです。 ・大阪府出身。主にネタ作り担当。 ・趣味はエレキギター・映画鑑賞 ・気象予報士の資格を持つ ・既婚:長男・長女の父親 ・主なSNSなどはこちらから → https://lit.link/fujypage
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- 作成日時:
- 2025/02/07 12:03
- 更新日時:
- 2025/02/07 12:11
ドント・ブリーズ
- 制作年:
- 2016年

2016年公開のショッキング・スリラー。 あなたがお金に困ってるとしましょう。そんな時、ある噂が。町外れにあるボロ家。住んでるのは盲目のじいさん一人。そのじいさん、どえらい大金を隠し持ってるとか。さあ…どうする?(普通は何もしない) この町からさっさと出たい若者ロッキーと恋人のマネー、ロッキーの友人のアレックスの3人はある日、そのじいさんの家から大金を盗んでやろうと画策。まさに闇バイトで手軽に大金を手に入れようとする若者のマインド。 町外れのボロ家。住人は盲目の老いぼれたじいさん一人。楽勝!とばかりに、3人は成功を確信し、ふざけ合い笑いを堪えながら真夜中に潜入。しかし、軽く物音を立てた瞬間に状況は一変。異変を察知したじいさんがベッドから飛び起き、素早い動きで家中を回って全ドア・窓を施錠。瞬時に張り巡らされた緊張感。その時、不意に鳴ってしまった誰かのスマホ。止める間もなくじいさんは発砲!その方向の正確さと動きの素早さたるやもう。実はそのじいさん、元軍人の猛者。対人格闘も銃さばきも達人クラス。空き巣対策にセキュリティも完璧。目は見えなくとも家内の間取り家具の配置は全て記憶。あっという間に狩る方から狩られる側になったことを悟った若者たち。逃げようとしても時すでに遅し。息音さえも立てられない「ドント・ブリーズ」状態に…と、序盤のあらすじだけを観ると、若者たちの自業自得。「勝手にやられろw」状態じゃないですか。しかしこの映画、そんな一筋縄では終わりません。物語が進むとじいさんの「狂気的な隠し事」が露呈。その瞬間どっち側にも「負けるべき理由」が生まれるんですよ。そこからのストーリー展開がまあ凄まじくて。瞬間ごとに立場の上下が逆転。一軒家の中で起きているとは思えない展開の広がり。息をするのも忘れそうな白熱の攻防戦。どんな結末が待っているのか。あっという間の90分!
search/サーチ
- 制作年:
- 2018年

2018年公開のサスペンス・スリラー。 恋人や旦那・奥さん、親兄弟や我が子のスマホを覗き見たことありますか?僕はないです!本当です! さてこの映画、愛する妻を亡くして以来、高校生の娘マーゴットとの関係がうまくいかず悩んでいる父ちゃんキムが主役。ある日、マーゴットから外泊するとメッセージが来てから翌日も帰宅せず。反抗期が故の勝手な行動かと最初は思ったキムですが、あまりに遅い帰りに少しずつ不安が大きくなり、ついに娘のパソコンを覗き見てしまったキムするとそこには、自分の知らなかった娘の一面が。さらには怪しげなお金のやり取りも!一見よくある「小さな歪みが大きな犯罪に繋がり系映画」かと思うのですが、この作品なんと「パソコンの画面上で起こる映像」のみで構成されているのです。僕は映画館で観たのですが、正直最初は「映画館の大きいスクリーンで、なんで小さい画面の演出しとるねん」と思ったんですよ。ところがまあ、この物語の展開と謎ときを考えたら、これが最高の演出。これ以上ない臨場感!この映画が公開されたのが2016年。LINEやビデオ通話を当たり前に使うようになった時代だからこそのこの演出。観て損はない!
ベイビー・ドライバー
- 制作年:
- 2017年

2017年公開のアクション映画。 騙されたと思ってオープニングだけでも観て!めちゃくちゃ良いから!主人公は長身で童顔の青年、あだ名は「ベイビー」。そのベイビーが街を歩いているだけのシーン。そこの聞こえてくる車のクラクション、靴音など街中の雑音や壁の落書きまでと、流れてくるBGMが絶妙にリンクしているところを見事に1カメで撮ってるんですよ。このオープニングは僕が観た何千本の映画の中でも3本の指に入るお気に入りなのです。 もちろん内容も抜群。ベイビーの仕事はなんと「銀行強盗の逃がし屋」。普段は無口で陰キャ丸出しの彼が、ヘッドホンをしてお気に入りの曲をかけると一変、超絶ドライビング・テクニックを駆使して街中を自在に走り回るのです。 ベイビーを雇っているのはドクと呼ばれる男。彼は金に困ったチンピラどもを集め、銀行強盗をコーディネート。場所・時間・経路を決めて武器も用意。奪った金を持ってベイビーの車にさえ乗ってしまえば、最後は確実に逃何してくれるので、その上前を跳ねて私腹を肥やしているギャングなのです。 ある日ベイビーは、そんな闇バイトから足を洗う決意を。理由はカフェの女の子デボラに恋をしたから。いいねぇ!ちょうどドクに作った借りを返し終わるところだったベイビー。「これが最後」とのぞんだ仕事だったが、想定外のトラブル連発。罪を重ね顔を見られ、走れば走るほど遠のくデボラとの新生活。焦るベイビー。ああ、2人の純愛はどうなってしまうのか… と、手に汗握るストーリーとテクニカルなカーアクションだけでも十二分に楽しめるのですが、オープニング同様、銃声からエンジンの排気音、果ては車のクラッシュする衝撃音まで全ての音と映像がリンクしていて、凄絶なストーリーとは裏腹にとんでもなく洒落た空間が出来上がっているのです。僕は映画館で3回観ました。最高。Rakuten PLAYでもチェックしてね!