
🗨️『母をたずねて三千里』の三千里って12,000キロ!?
世界名作劇場の第2作目としても名高い「母をたずねて三千里」のリメイクで1999年に公開された映画版『MARCO 母をたずねて三千里』。 まず、世界名作劇場は40代、50代であればご存知の通り、関東圏であればサザエさんばりに家族の揃う日曜のゴールデンタイムに放送されていた。 「フランダースの犬」「あらいぐまラスカル」「トム・ソーヤーの冒険」などまさに語り継ぎたいレジェンド的名作ばかり。 筆者は1981年の「家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ」を最後に記憶がない。 なかでも「母をたずねて三千里」は再放送で観たのだが、なぜ母を探しているのか、なぜ白い猿が肩にのっているのか、わからないまま観ていた記憶。 三千里って何キロ?よくよく考えると「三千里」は一里が4キロなので、12,000キロも母を探し求めたことになるが、地球を1周するのに約5万キロだから、マルコの移動距離は半端ない。 健康のためランニングで10キロも走った……。などとは比較にならない距離なわけだ。 ちなみに最近閉店統合で話題になったハチ公前のくすり屋さん「三千里薬品」はもともと三千里食堂から始まったとのこと。確実に「三千里」をみると「母をたずねて三千里」を思い出す刷り込みに効果があったはず。 脱線したが、愛する者のためにどこまでも追い求め、さらにさまざまな困難を乗り越えた自身の成長を、丁寧に描かれた19世紀の社会背景とともに涙なしに観ることができない。 また、相棒の猿アメデオはサルとしては「シルバーマーモセット」か「フタイロタマリン」という検証をされている方もいて筆者も検索したがあまりにもリアルで……。架空の猿のままで良いのではないかと思う。 本当は世界名作劇場の作品をすべてを観てほしいが、この廃れた生きづらい社会だからこそ、ぜひ『MARCO 母をたずねて三千里』を観て純粋な気持ちを取り戻してほしい。 ■おすすめしている作品 ①MARCO 母をたずねて三千里 編集担当:ピンク・パンダーX
たくさんの「いいね」ありがとう!
353
- 作成日時:
- 2025/02/17 16:01
- 更新日時:
- 2025/02/23 21:09
MARCO 母をたずねて三千里
- 制作年:
- 1999年

母親が病気で手紙が途絶えたことを知ったマルコは、母を探すために旅に出る。途中で多くの困難や人々との出会いを経験し、最終的に母と再会。病気の母がマルコの愛により元気を取り戻し、家族が再び一緒になるなんて、感動でしかない(涙)