
観る映画に迷ったらコレ!ハズレなしの掘り出し物映画5選
どうも、映画大好き芸人あんこです。ぱにゅぱにゅ〜! 皆さん、映画何観ようかな?と探し始めるも何にするか迷うだけで時間を使ってしまい、“やっぱりやーめた!”となったことはありませんか? 私はサブスクで映画を探している時、「これおもしろそう!」「これもうサブスクに来たんだ!」「今話題のやつだ!」と80分探していたことがあり、「あっ、この時間で1本観れたな……。」と後悔したことがある。(探す時間ももちろん楽しいけど) 近年日本の映画館での映画公開本数は1000本以上。たくさんの動画配信サービスも誕生し、世に映画がごまんと溢れている時代。そりゃあ悩むのは当たり前! たくさん観れるって贅沢な時代でもあるけど、逆に選び放題で何を観ていいか分からなくなる……!しかもせっかくならおもしろいものを観たい人が多いはず。 そんな皆さんのために私あんこ、新作旧作合わせて年間300本観る映画バカ芸人が一肌脱ぎます!! この記事では映画選びに悩める子羊たちを救うべくあんこ厳選、観てハズレなしの5本を紹介したい。 大作や有名作は私が言うまでもなく皆様の耳と目に面白いよと伝わる機会が多いと思うので、今回はもしかしたらあまり知られていないかもしれない掘り出し物のレア映画を選んだのでより楽しんで! 観ないと人生10割損しますよ!
たくさんの「いいね」ありがとう!
1639
- 作成日時:
- 2025/02/21 17:27
リトル・モンスターズ
- 制作年:
- 2019年

みんな大好きゾンビ映画の掘り出し物『リトル・モンスターズ』! 『アス』『クワイエット・プレイス:DAY 1』でお馴染みルピタ・ニョンゴ主演のゾンビコメディ。 物語は、恋人に浮気され姉の家に転がり込むことになったミュージシャンでダメ男のデヴィッドが主人公。甥が通う幼稚園に行った所、担任のキャロライン先生に一目惚れしてしまう。それからデヴィッドは甥の遠足にまで同行するが、そこに待ち受けていたのは突如現れたゾンビだった! 今までなかったゾンビ×園児の異色作! 園児たちが遠足に行ったらゾンビに襲われるという、たくさんのゾンビ映画がある中でまだこの組み合わせがあったかと新鮮味があるのが良い映画。 ルピタ・ニョンゴ演じるキャロライン先生の園児たちを怖がらせないようにこの状況を抜け出そうと、ゾンビの集団の中お歌を歌って切り抜けていく保育士プロ根性にも思わず笑ってしまう!園児たちもキャロライン先生にごまかされながらゾンビを変な人だと認識しちゃう純粋さがまた可愛い。 ゾンビが人を捕食しているグロ描写の中で光る、園児たちのキュートさとの化学反応を是非楽しんでほしい。 ゾンビからどう生き抜くかのサバイバル劇もおもしろいのだが、この映画、ダメ男でミュージシャンのデヴィッドの成長物語にもなっているのでここにも大注目! 下心丸出しで遠足に参加。キャロライン先生から園児に何か歌ってあげてよと言われたらヘヴィメタルを歌い引かれる男。何やってるんだよ!と観てて呆れちゃうのだがそんなデヴィッドのズボンがズレ半ケツになりながらもゾンビから園児を守ろうとする姿に心掴まれること間違いなし!ラストシーンなんてもう……涙 エンドロールまで必見ですよ! このゾンビ映画のおもしろさ、是非皆さんに感染してほしい。
おとなのけんか OTONA NO KENKA
- 制作年:
- 2011年

大人のケンカだけで映画一本撮っちゃった掘り出し物『おとなのけんか』! 11歳の子ども同士が喧嘩をしたあと、話し合いのため集まったロングストリート夫妻とカウアン夫妻。平和的に始まったはずの話し合いは次第に雲行きが怪しくなっていき、お互い本性むき出しの大ゲンカにまでなってしまう……! 話し合いはすぐ解決しそうだったのに、相手のちょっとした言葉にひっかかりケンカが勃発。ヒートアップしていくのがとにかく笑える!更にケンカは夫婦間の問題になったり対立関係が変化するひねりにもお腹がよじれてしまう!ケンカするほど仲がいいという言葉があるが、この映画はケンカするほど仲が悪くなる。笑 子どものケンカより大人のケンカの方が滑稽だなぁとつくづく思うコメディ映画となっている。 この映画はヤスミナ・レザによる戯曲が基になり、メガホンを務めたのは『戦場のピアニスト』などで知られるロマン・ポランスキー監督。 メインの出演者はたったの4人。同じ部屋でほぼワンシチュエーションの会話劇が続くのだが、舞台劇が基なだけに会話だけでも飽きることがない。上映時間79分というコンパクトさで更にテンポ良く観れる。 そんな会話劇を見事に成立させた2組の夫婦役を演じた、ジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、ジョン・C・ライリー、クリストフ・ヴァルツの功績もデカい! もう俳優界の四天王と名付けたいぐらいです。
バトル・インフェルノ
- 制作年:
- 2019年

今時すぎるホラー映画の掘り出し物『バトルインフェルノ』! キャッチコピーは、「地獄の王vsニセモノ神父」。 マックス神父と幼馴染のドリューはリアルタイムで悪魔祓いをする番組『除霊の時間』を配信していた。しかしその番組、実はやらせ。人気を博して荒稼ぎしていたある日、いつも通り番組を配信していたら悪魔に取り憑かれた役の人にホンモノの悪魔が取り憑いてしまった……! ホンモノの悪魔にニセモノの神父が立ち向かわないといけないというのが、悪魔的な魅力で神設定な映画だ。設定だけでもご飯3杯はいけるおもしろさ! 生配信という状況も上手く使ったエクソシストもので、ホンモノの悪魔が生配信中「ハッシュタグを付けてコメントをしろ!」と視聴者を煽るシーンは「いや!悪魔もネット詳しいんかい!」と思わず口にしてしまうほど今時にアップデートされてる所にも大注目。悪魔もYouTubeでVlogしてたりする時代なのかもしれない……! 悪魔がニセモノ神父に視聴者の前でやらせを懺悔させようとする立場の逆転などもあり、更に面白さは加速する。容赦なく悪魔が人を燃やし人間関係も壊していく地獄の状況の中、ニセモノ神父たちはどう悪魔と戦うかという所も今時っぽくて見所だ。 驚愕のラストも待ち構え、何故配信中に悪魔が現れたのか?ニセモノ神父たちの命運は!?最後まで目が離せないホラーに震える事間違いなし! 悪魔が人も配信も炎上させるこの映画、コワおススメです。
ブリグズビー・ベア
- 制作年:
- 2017年

優しさ溢れ心温まる掘り出し物『ブリグズビー・ベア』! ジェームスは教育ビデオ『ブリグズビー・ベア』を見て育った、両親とシェルターで暮らす25歳の青年。ある日、突然両親が警察に逮捕される。両親だと思っていた2人、実は25年前にジェームスを誘拐した犯人だった!ジェームスは保護され本物の家族と暮らすのだが……。 25年間も監禁されていた男の物語は一見ヘビーさがあるが、優しさで暖が取れるほど心温まる素敵な映画となっている。 ジェームスは『ブリグズビー・ベア』という誘拐犯が作った、クマのブリグズビーが銀河の危機を救うべく冒険を繰り広げる教養番組にハマっていて、好きすぎて自分で続編映画を撮ろうと奮闘する。映画作りは難航しても、好きなものやなりたいものに真っ直ぐなジェームスの純粋な姿がまぶしく描かれている……! その姿は大人になって常識や生活の中で、好きなものやなりたいものになれなかった人たちの心にきっと突き刺さる。周りの人たちがジェームスに寄り添い変わっていく姿にも更に心うたれる傑作。 『スター・ウォーズ』シリーズで主演を務めたマーク・ハミルが誘拐犯役で出演。くまのブリグズビーは見た目がチープな着ぐるみでストーリーもスター・ウォーズのパクリみたいな内容だが、マーク・ハミルが出演したことでなんだか『ブリグズビー・ベア』がただのB級教育ビデオではなく、これはもしかしたらとてつもない作品かも感が出てるのも良い! ブリグズビーと共にあらんことを。
ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋
- 制作年:
- 2019年

ロマンティック・コメディの掘り出し物『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』! 頑固な性格で無職になってしまったジャーナリストのフレッド。ある日パーティー会場で、幼い頃ベビーシッターをしてくれた次期アメリカ大統領候補の国務長官シャーロットと出会う。実はシャーロットはフレッドの初恋相手だった!そんな初恋相手にスピーチライターになってほしいと依頼され、2人は急接近するのだが……というストーリー。 「ロングショット」とは、“勝つ見込みの低い候補者”や“大穴”、“期待薄”という意味がある。 無職と次期大統領候補という住む世界が違いすぎる“期待薄”の恋愛模様が繰り広げられるのがおもしろい!この映画、『ローマの休日』もビックリな格差恋愛映画なのだ。 そんな2人が一緒に仕事をして、仕事の合間は昔の思い出話や好きなカルチャーの話をしてと距離感が縮まっていく普遍さもむちゃくちゃ良い! 公務で世界各国を飛び回りオーロラを一緒に観るなど次期大統領候補ならではの胸キュンポイントも。 恋や仕事を支える周りの登場人物たちの存在や信念を掲げる2人のドラマ、アダルトな笑いもありつつ社会や政治までもイジる巧みなアメリカンジョークなど見どころ満載でまさにクレープのように何層も楽しめる最強のラブコメ映画となっている。 フレッド役のジョーク製造機セス・ローゲンの笑いとシャーロット役のシャーリーズ・セロンの知的ながらユーモアたっぷりのギャップを魅せた主演たちにもきっと観た人はハマってしまうだろう。 期待薄なタイトルですが、期待大で観ていただくのをおススメします!!