
伊藤沙莉の名演再発見 『ちょっと思い出しただけ』の余韻
気づいたらエンドロールまで一気に見ていました。 伊藤沙莉さんが好きなら、『ちょっと思い出しただけ』はマジで外せません。 この作品、派手な展開で引っ張るタイプではないんです。でも、その静けさが逆に効きます。怪我で夢を諦めた照生と、タクシードライバーとして働く葉。二人の日々を追っているだけなのに、いつの間にか自分の過去まで思い出してしまいます。 特に伊藤沙莉さんの演技が圧巻です。笑顔なのにどこか寂しい。強がっているのに少しだけ揺れている。そんな感情がセリフ以上に伝わってきます。何気ない会話のシーンですら目が離せません。 さらに、夜の東京を映す空気感も最高です。誰かと過ごした帰り道、忘れられない約束、もう戻れない時間。そんな記憶がじわじわ蘇ってきます。 だからこの映画は、恋愛映画というより「思い出の映画」なのかもしれません。 あの時の選択が正しかったのか。あの人は今どうしているのか。見終わったあと、そんなことを考えてしまうはずです。 派手じゃない。でも気づけば心に残り続ける。そんな一本です。
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- 作成日時:
- 2026/06/05 15:31
ちょっと思い出しただけ
『ちょっと思い出しただけ』は、松居大悟監督が初めて手がけたオリジナルラブストーリーです。池松壮亮と伊藤沙莉が主演を務め、怪我でダンサーの道を諦めた照生とタクシードライバーの葉を中心に、都会の夜に生きる人々の人生模様を描きます。クリープハイプの尾崎世界観による楽曲から着想を得て制作され、第34回東京国際映画祭コンペティション部門で観客賞を受賞した話題作です。
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