
”吉沢亮”から入る『国宝』、その先に歌舞伎が見たくなる。劇中の演目をシネマ歌舞伎で
国宝の配信がAmazon Primeで始まりました。吉沢亮さんが気になって映画館で『国宝』を見た人は、きっと多いと思います。3時間、あっという間。私もそのひとりでした。実際に見てみると、まず圧倒されるのはやっぱり演出の強さで、画の作り方も、舞台の見せ方も、とにかく隙がない。けれどその一方で、物語としては「めちゃくちゃおもしろかった」と手放しで言い切る感じでもなく。映画が3時間でも詰め込みきれなかった物語があるのではないかと、小説も読みました。で、個人的には、むしろ小説のほうがしっくりきたところもありました。 それでも、この作品がすごいと思ったのは、見終わったあとに「歌舞伎そのものをもっと知りたい」「あの演目を生で見てみたい」と気持ちが動くことでした。今でも反芻する『死なねばならぬ…』『国宝』は、映画として完璧に好きかどうかとは別に、日本の伝統芸能を見直したくなる入口として、とても強い作品なのかもしれません。
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- 作成日時:
- 2026/06/09 10:37
国宝
『国宝』を見て最初に思ったのは、吉沢亮さんや横浜流星さんを見に行ったつもりでも、気づけば“歌舞伎の世界そのもの”を見せられていたということでした。もちろん吉沢亮さんと横浜流星さんの存在感は大きいですし、あの張り詰めた空気の中で立っているだけで画になる強さは、やっぱり特別です。稽古の姿も身が引き締まる。 ただ、正直、見終わったあとの感想は、単純な「最高だった」だけではなく、演出は本当にすばらしいし、舞台の場面には息をのむのに、物語としてぐいぐい引っ張られたかというと、私の中では少し違いました。おもしろい、けれど、追いかけてきたホステスの花江、京都の藤駒、徳ちゃんの扱い等、いろいろともやもやする部分もあり、心にしこりが残る。 正直、夢中になったのはストーリーそのものというより、この世界をどう再現しているのかという部分だった気がします。そういう意味では、小説のほうがもっと濃く、人物や現場に入り込めた感じもありました。少年時代の徳ちゃんがあっさり描かれているのですが、小説ではもっと重要な人物として描かれていたりするので、ぜひ原作も観て欲しい。そして、それぞれの時代に描かれる歌舞伎そのものに興味がでてくるというのもおもしろいポイントだと思います。 演出の凄さに圧倒され、小説との違いを考え、最後には歌舞伎をもっと見たくなる。吉沢亮さんを入口に見たはずなのに、見終わる頃には、歌舞伎そのものが気になってしまう。『国宝』は、そういう映画だと思います。
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国宝の★評価を入力するシネマ歌舞伎 二人藤娘
シネマ歌舞伎20周年リクエスト・坂東玉三郎と中村七之助の藤の精を艶やかに演じた演目です。評価抜群。貴重な舞台裏映像も収録されてます。国宝を見たらこちらも。
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近松門左衛門原作の実際の事件を元にした演目。女性の生き方、強い女性とは?男女の愛から描いた作品。『死なねばならぬーーー!!』
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曽根崎心中の★評価を入力するシネマ歌舞伎 連獅子
親子の情とぶつかり合う気迫が、舞踊だけでここまで伝わるのかと圧倒される一本。『国宝』のあとに見ると、歌舞伎の身体表現の凄みがより深く沁みます。
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シネマ歌舞伎 連獅子の★評価を入力する京鹿子娘道成寺
可憐さと妖しさが一体になった舞台で、華やかさの奥にある緊張感に引き込まれる演目。『国宝』のあとに見ると、歌舞伎の美しさと凄みを改めて味わえます。
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