
報道について考えさせられるドラマ
最近『ホットスポット🗻』というドラマから目が離せなくなっているお気楽🗻ヤマウチです。ここから先はドラマのネタバレになってしまうのでまだ観ていない方はそっと概要欄を読み飛ばしてくださいませ。 では、ちょっとネタバレしますね。このドラマの中には、地方に出張して街頭インタビューを撮る『月曜から夜ふかし』のディレクターが登場するのですが、そのディレクターが街頭インタビューを進める中で「宇宙人👽並みの能力を持つ人が実在する」という本当かどうか分からない噂を、これまでの経験と勘を頼りに信じ込み、わざわざ東京から2度も富士山麓の町、富士浅田市を訪れ、99%の人間が信じない噂話でも、自分の意志で事実確認を進める姿に、なんだかジーンときてしまいました。 バカリズムさんの脚本なので、バラエティ番組のディレクターであっても、テレビ局全体の利益を考えて動ける人材がたくさんいますよ!という事を暗に示したかったのかな?とも思えて、働く人に勇気をもらえるとても良いストーリー展開だなと感じました。 テレビ局の制作費が年々厳しくなっている中、現地へ足を運び、独自インタビューを行う番組を見ると、制作側の強い意志が感じられます。こうした日々の努力が番組内容に反映されることで、視聴者との間に深い信頼関係が築かれ、メディアの信頼度がますます高まっていくのだと実感しました。今日は、そんな報道の裏側を感じられる作品を紹介したいと思います。
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- 作成日時:
- 2025/02/28 13:49
- 更新日時:
- 2025/02/28 13:52
エルピス ー希望、あるいは災いー
- 制作年:
- 2022年

普段は観ることができない、ニュース番組内での意思決定の流れが、制作側の視点で次々と展開され、ニュース番組に携わる人たちがどのように番組をつくり上げているか?がよく分かる作品となっています。スキャンダルで落ち目のアナウンサーを演じる長澤まさみさんが、冤罪事件を執念で追う若手ディレクターの仕事ぶりを見て感化され、仕事から逃げずに突き進んでいく、というストーリーに勇気がもらえます。仕事のやる気がでないタイミングで観るのがおすすめ。人生で壁にぶつかった時、腐らずにどんな仕事でも信念をもってやり遂げることの大切さを学ぶことができます。
罠の戦争
- 制作年:
- 2023年

もみ消しが状態化している権力者達に向かって、罠を仕掛け真実を暴いていくシーンに毎回ドキドキしながら楽しめるこの作品。人生の大半を1人の国会議員のために尽くしてきた議員秘書が、事故だと思っていた自分の息子を巻き込んだ事件の真相に気づき、成り上がりながら少しずつ真実に近づいていく社会派ドラマです。現在放映中の香取慎吾さん主演のドラマ『日本一の最低男』の第一話に『罠の戦争』の鷲津亨こと草彅剛さんがゲスト出演しているシーンがあり、政治家が集まるパーティーで2人が握手するシーンは、香取慎吾さんと草彅剛さんのファンの間でも話題になりました。ミステリーと政治、先の展開が気になって思わず一気見してしまう作品です。
社長室の冬-巨大新聞社を獲る男-
- 制作年:
- 2017年

発行部数が低迷し広告収入が激減、経営危機に陥ってしまった日本を代表する新聞社が、外資系企業に買収されてしまう!というメディア運営者としては観るに堪えない設定のこのドラマ。買収の話が進むにつれて、既得権益で安定して守られていた社員達が徐々に疲弊し労働組合が活発化、買収に伴う人間ドラマがくりひろげられる流れは、先日の某テレビ局の記者会見の裏側を彷彿させます。中でも根回しが重要な日系企業で、10年以上働く社会人に強くおすすめできる作品です。