
大人になってわかった『パトレイバー2』の凄み
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- 作成日時:
- 2026/06/12 08:57
機動警察パトレイバー2 the Movie
学生の頃にレンタルビデオで観た当時は、『機動警察パトレイバー2 the Movie』よりも前作のほうが好みだった。 けれど、今あらためて観ると印象はまったく違う。エンターテインメントとしての面白さではなく、作品全体が持つ重みやテーマ性の深さは、むしろ2のほうが強く心に残った。 前作以上にセリフは多く、登場人物たちはひたすら語り、論じ合う。正直なところ、「もう少し映像で見せてもいいのでは」と感じる場面もあった。しかし、その言葉の積み重ねこそが本作の核なのだろう。 特に印象的だったのは、「もし現代の日本が戦時下になったら」という状況を、極めてリアリティをもって描いていることだ。学生時代には気づかなかった不穏さや説得力が、今のほうがはるかに重く響く。 さらに、荒川役の竹中直人、柘植役の根津甚八の存在感も圧倒的だった。二人の声が作品全体に独特の緊張感と重厚感を与えていて、物語の説得力をさらに高めている。 若い頃には前作のほうが面白いと思っていたが、大人になった今だからこそ、『パトレイバー2』の本当の凄さが少しわかった気がする。
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