
『AIR/エア』感想|マット・デイモンと名優たちの会話劇が秀逸
たくさんの「いいね」ありがとう!
112
- 作成日時:
- 2026/06/17 22:12
AIR/エア
1980年代、低迷していたナイキのバスケットボール部門が、まだ無名だったマイケル・ジョーダンとの契約獲得に挑む実話を描いた作品。伝説のブランド「エア ジョーダン」誕生の舞台裏が描かれる。 職人技ともいえる俳優陣の演技と、ベン・アフレック監督の手腕が光る一本。実話ベースのビジネス映画でありながら、登場人物たちの人間味や会話劇の面白さに引き込まれ、終始味わい深く楽しめた。 マット・デイモンは、かつての『ボーン』シリーズの精悍なイメージから一転、少し太めの中年男性を好演。とはいえ、勝負どころで見せる交渉力やひらめき、相手の心を動かす説得力はさすがで、知的な魅力が際立っていた。 監督のベン・アフレックは、これまで比較的重厚な題材を扱うことが多かった印象だが、本作では軽快なテンポとユーモアを織り交ぜながら、見応えのあるエンターテインメントに仕上げている。 ジェイソン・ベイトマンも良かった。近年はクリエイターや監督としての活躍が目立つが、本作では単なる皮肉屋ではない、大人の渋みを感じさせる演技が印象的だった。 久々に見たクリス・タッカーは、かつての甲高いマシンガントークこそ控えめながら、作品を支える頼もしいバイプレーヤーとして存在感を発揮。年齢を重ねた魅力を感じさせる好演だった。 そして、靴のデザイナー役の存在感も抜群。登場シーンは決して多くないが、思わず目を奪われる魅力があり、個人的なお気に入りキャラクター。 ヴィオラ・デイヴィスは相変わらず圧巻の貫禄。特に終盤の電話交渉シーンは、本作屈指の見どころだと思う。 観終わったあと、なぜかビールが飲みたくなる映画。また改めて見返したい一本。
あなたも作品の評価を入力してみませんか?
AIR/エアの★評価を入力する



