
【バンド経験者視点で観る】梅雨のモヤモヤを吹き飛ばす!最高の音に浸れる音楽アニメ3選
連日のうだるような湿気や曇り空が続くこの季節。しかし音楽の世界において「湿気」や「雨」は、人間の内面にあるドロドロとした感情や秘めた思いを表現する絶好のモチーフでもあります。 今回はバンド経験者でもある私の視点から、作中のキャラクターが抱く葛藤が、いかにリアルなサウンドとして昇華されているかという切り口で3つの音楽アニメを厳選しました。 雨の日に部屋のスピーカーの音量を少し上げて、是非その「音のこだわり」に耳を傾けてみてください! アニメイトタイムズ編集部:コーヒー
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- 作成日時:
- 2026/06/18 17:00
ギヴン
キヅナツキ先生の漫画を原作に、高校生の上ノ山立夏(うえのやまりつか)と幼馴染の形見のギターを抱えた佐藤真冬の出会いから始まる、バンド活動と青春群像劇を描いたボーイズラブ作品です。そんな劇中バンド「given」の音楽はセンチミリメンタルの温詞(あつし)さんが全面プロデュースを手掛けています。 本作で特に素晴らしいのは、バンド経験者が見ても驚くほどの「音作りのリアルさ」です。真冬が抱える壮絶な過去の傷やジメジメとした重い感情が、後半のライブシーンで生々しいロックの叫びとなり爆発します。歪んだギターのハウリング音や、感情の衝動をそのままぶつけたような鋭いドラムのビートは、まさに「音楽でしか救えなかった感情」を体現しているかのよう。 また、筆者はライブハウス特有の少し湿り気のある独特の空気感や、アンプから出るわずかなノイズの再現度に感動しました。梅雨の時期に部屋でじっくり聴くと、彼らの鳴らすザラついてどこか泥くさいギターサウンドが、心のモヤモヤを一瞬でかき出してくれるような心地よさを味わえます。
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ギヴンの★評価を入力するヴィジュアルプリズン
A-1 Picturesが制作し、Elements Gardenの上松範康氏が原作、そして音楽プロデュースを手掛けた作品です。ヴァンパイアたちが並行世界の街「ハラジュク」に集い、ヴィジュアル系ロックのパフォーマンスで勝敗を競い合います。 本作の特徴は何といっても、一瞬にしてゴシックかつ耽美な世界に引き込まれる「V系サウンドの力」です。劇中に登場するユニット「O★Z(オズ)」や「LOS†EDEN(ロストエデン)」などが歌う楽曲は、重厚なツインギターのメタルサウンドに、きらびやかなシンフォニックアレンジが融合した、ヴィジュアル系の様式美そのもの。退廃的でダークな世界観でありながらキャッチーなメロディラインは、聴く者を非日常の世界へといざないます。 各キャラクターの個性が光る歌い分けの妙と、ビブラートの美しさです。ヴィジュアル系特有の艶っぽいボーカルアプローチが、ヴァンパイアの説得力を極限まで高めています。ジメジメした季節だからこそ、この突き抜けた美意識と妖艶な音にどっぷりと浸ってみてはいかがでしょうか。
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ヴィジュアルプリズンの★評価を入力するぼっち・ざ・ろっく!
極度の人見知りで陰キャな女子高生である後藤ひとりが、ひょんなことから「結束バンド」に加入し、仲間たちと成長していく姿を描いた作品。 本作を音楽的な視点で観ると、主人公の少しネガティブな思考が、そのまま劇中歌へとダイレクトに変換されている面白さがあります。下北沢系のインディーズロックを中心とした楽曲群はアレンジが非常に本格的。ベースラインのうねりや、ひとりが弾く鋭いカッティングギターのサウンドは、梅雨の時期に感じる気怠さを綺麗に吹き飛ばしてくれます。 余談ですが、筆者は彼女たちが演奏する際に、あえて「完璧すぎない、高校生バンドらしいグルーヴのズレ」を絶妙に混ぜ込んでいる職人技に感動しました。ただ上手いだけではなく、人間の生々しいアンサンブルを感じられるからこそ、ラストの文化祭ステージの演奏は何度観ても鳥肌ものです。
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