
ドラマ『片想い』に癒やされる理由 芦田愛菜×岡山天音の魅力
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- 作成日時:
- 2026/06/21 16:38
片想い
岡田惠和が手がけるドラマには、どこかあだち充作品を思わせるラブコメ感とヒューマニズムがある。そんな印象を抱いている一人のドラマファンとして、芦田愛菜と岡山天音が主演を務める『片想い』というタイトルを目にした瞬間、「これはまさに岡田作品らしい一本になりそうだ」と期待せずにはいられなかった。 実際に観てみると、その予感は的中。幼なじみの二人は隣同士に暮らしており、窓を開ければすぐに顔を合わせられる距離。さらに屋根を伝って互いの部屋を行き来できてしまうという、どこか漫画的で愛らしい設定が物語の空気を決定づけている。 舞台が盛岡と東京の二つの街にまたがっているのも魅力のひとつだった。それぞれの土地が持つ異なる空気感が、登場人物たちの心情や関係性に自然な奥行きを与えている。 何より印象的なのは、芦田愛菜の存在感。飾らない素朴さと明るさが役柄にぴたりとはまり、作品全体にやわらかな温度をもたらしている。 一方の岡山天音も独特の空気感で物語を支え、東京の商店街を歩く姿には、どこか『ひらやすみ』を思わせる穏やかな味わいが漂っていた。 さらに嬉しい驚きだったのが白石加代子の出演。先日、録画していた『悪魔の手毬唄』での強烈な演技を観たばかりだっただけに、そのギャップが実に印象深い。 本作では愛情深い豆腐屋の女将を演じていて、どっしりとした存在感を放っている。 『片想い』は、人と人との距離感や日常の機微を丁寧に描く作品だった。 岡田惠和作品らしい優しさに包まれながら、二人の関係の行方を見守りたくなる一作になっていた。
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