
自由へ走り続けた二人──『テルマ&ルイーズ』の忘れられないラスト
『テルマ&ルイーズ』、これは本当にたまらない作品だ。 公開当時、自分はまだ子どもだった。当然ながら、この映画の良さなんて全くわからなかった。しかし大人になって見返すと、その魅力がこれでもかと伝わってくる。むしろ大人になってから出会うべき映画だったのかもしれない。 主演のスーザン・サランドンとジーナ・デイヴィスも、今から見ればもちろん若いのだが、それでも当時は30代後半から40代。人生のいろいろを知った女性たちだからこそ、この物語に説得力が生まれている。子どもには理解できなくても仕方ない。 本作はロードムービーのお手本というか、完成形の一つだと思う。ただ移動するだけではなく、旅の途中でさまざまな出来事が起こり、そのたびに登場人物たちが変わっていく。最初は日常のストレスを発散するために出かけた二人が、次第に大胆に、そして魅力的に変化していく姿が本当に面白い。 特に後半はどんどん吹っ切れていく。タンクローリーを爆破する場面なんて、冷静に考えたらやりすぎである(笑)。でも映画としては最高に痛快だ。あそこまで行くと、観客も一緒になって二人を応援してしまう。 そして長身のジーナ・デイヴィスがまたカッコいい。銃を構えた姿が絵になるんだよね。頼りなさも残しながら、少しずつ強くなっていく。その変化が自然だから見ていて気持ちが良い。 また、この映画は追う側の描き方も丁寧だ。警察や捜査側が単なる悪役ではない。彼らもまた人間として描かれている。そのおかげで物語に厚みが生まれているし、単純な追跡劇では終わらない。 そして何と言ってもラストだ。 もう鳥肌が立つ。 あの瞬間まで積み重ねてきた二人の人生、旅路、選択、そのすべてがあの結末へとつながっていく。ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか。今でも答えは人によって違うと思う。 ただ一つ言えるのは、あれ以外の終わり方はなかったということだ。 だからこそ忘れられない。 だからこそ何十年経っても語られ続ける。 『テルマ&ルイーズ』は女性の友情を描いた映画であり、ロードムービーであり、自由を求める物語でもある。そして何より、映画だからこそ描けた最高のラストシーンを持つ作品だと思う。 あの結末を見届けるためだけでも、この映画を観る価値は十分にある。たまらない名作である。
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- 作成日時:
- 2026/06/21 23:14
テルマ&ルイーズ
たまらない作品。公開当時はまだ子どもで、この映画の良さは全くわからなかったが、大人になって見るともうそれはそれは魅力的な映画でたまらない。主演の二人とも今と比べればもちろん若いが、それでも当時30代後半~40代だったはず。そりゃ子どもが見ても良さなんてわからん。しかしまぁ、ロードムービーのお手本というのか最上級なものであり、いろいろな展開と共に登場人物たちが変化したり本性が見えたりとしてくる。最初は日常の発散のために騒いでいたオバサン二人が、次第に大胆にかつ魅力的に変わっていく。タンクローリーを爆破するのはやりすぎ(笑) 長身のジーナ・デイヴィスが銃を持つとカッコいいのよ。そこに挟まる追う側の人間の描き方も丁寧だし、ここも楽しい。ラストは鳥肌が立つ終わり方。もうそれしかない選択肢、ハッピーエンドかバッドエンドか。マジでたまらない映画。
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