
観るだけでご飯が100杯いける飯テロ映画5選!
どうも、映画大好き芸人あんこです!ぱにゅぱにゅ〜 皆さん、映画に出てくる料理をおかずにごはんを食べたことはありますか?私はあります。 この人何言ってるんだろうと思った方はすみません。私はそれぐらい映画飯が好きだ!! 『魔女の宅急便』に出てくるニシンとかぼちゃのパイ。『ルパン三世 カリオストロの城』のミートボールパスタ。2025年の新作映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』の叉焼飯(チャーシュー飯)…… 主人公やキャストに引けを取らない飯。フードコーディネーターさんに盛り付けというメイクを施され、最高のカメラで華やかに映し出される。 もうメインキャストと言ってもいい、映画飯たちが光る作品を今回はごはんだけに5本紹介したい! 皆さん、ハンカチの準備はできましたか?涙を拭くためではなく、ヨダレを拭くためですよ! きっと多いであろう映画飯ファンの方必見です。 観ないと人生10割損しますよ!
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- 作成日時:
- 2025/03/21 08:19
シェフ 三ツ星フードトラック始めました
- 制作年:
- 2014年

まずは映画飯を語る上で欠かせない作品をご紹介! 一流レストランで総料理長を務めるカールは客として来店した人気ブロガーと対立しSNSで炎上。自分が作る料理に口出しするオーナーとも対立し、店を辞めてしまう。次の仕事を探す中マイアミで絶品のキューバサンドと出会い、その味に惚れ込んで移動販売をする旅に出るのだった。 さぁ、お待たせしました。この記事、かつこの映画のメインキャスト(映画飯)は「キューバサンド」!! 日本ではあまり馴染みのない料理かもしれない。私あんこもこの映画で知ったのだが、観た後すぐ食べに行った程最高のキャストだった。 キューバサンドとは、細長いバゲットのようなパンにハムやチーズ、ピクルスなどを挟んで焼き上げるホットサンドのこと。 この映画に出てくるキューバサンドは、まずハムとローストポークが宝箱の中の金貨のようにぎっしり!その上にチーズを乗せ、たっぷりのバターをコーティングしたパンでサンド。更に熱々の鉄板に追いバターをし、日焼けサロンかの如く両面綺麗なきつね色まで焼き上げ完成!見るからに絶品のキューバサンドをみんなで食べるシーンは「あの中に入りたいよ!」とスクリーンの中に入ろうとしちゃうこと間違いなし。 シェフの大胆で繊細な手さばきにも大注目で、どの料理も作る過程から美味しそうに見えるのもかなり良い! 映画飯も最高なのだが、シェフが自分自身と向き合う姿や息子との距離を縮めていく家族ドラマ、元同僚との友情もありとどれも見応え抜群のフルコースに心も満腹になる映画だ。 『アイアンマン』『アイアンマン2』の監督でもお馴染みジョン・ファブローが監督、脚本、主演、制作の4役を務めている。買い出しから調理、ホールまでこなすシェフのような働きぶり! ファブローは大作を作るプレッシャーとお偉いさん方の意見を聞かされることに疲れていたらしい。そこで自分が一番作りたい映画を、と『アイアンマン3』の監督を降板してまで挑んだ本作。この映画で“本当に作りたいもの”への楽しさと情熱が、鉄板の熱さより伝わってくる……!
フード・ラック!食運
- 制作年:
- 2020年

2本目は邦画から特上の一品をご紹介! 人気焼肉店の息子・良人はフリーライターで“食運”の持ち主。しかしひとりで店を切り盛りする母とは疎遠になっていた。グルメ情報サイトの立ち上げを任されることになったある日、良人は母が余命宣告を受けたと知るが中々会えずにいて……。 この映画のメインキャストは、焼肉!! 芸能界随一のグルメ、ダチョウ倶楽部・寺門ジモンさん初監督作品。こだわり抜いた肉テロの、最強すぎるグルメ映画となっている。 「私は本当の焼肉を知らなかった……!」と肉の焼き方から食べ方まで気づきを与えてくれるまさに食通が撮った映画で、料理の極意も教えてくれる食の指南書にもなっている。これも寺門ジモン監督だからこそできた唯一無二の作品だ。 映画も開始1秒から野菜に肉、そして米が神々しく光る!モデルさんを映すかのように食材を美しく撮影していて、ファッションショーのツカミはばっちり。 いよいよ焼肉シーン。映像解析度を超えてくる生肉の新鮮さにまず驚愕!焼くのが勿体無いと思えるほど綺麗な肉は圧巻だ。そして焼きに突入。新鮮な肉から溢れ出す脂のまばゆい光、ジューシーなオーケストラの音色にお腹の音も止まなくなる!肉を使って脂を引くという焼き方のテクニックにも唸る。焼き上がった肉は、レア感が神バランスの極上の仕上がりでヨダレがダムのように放出してしまう!!途中で何度も焼肉屋に行きたくなる、こんなドS映画は観たことないだろう。 焼肉業界の「ここまで言っていいのか!?」な裏側まで炙り出すのも必見。そしてお店を評価する側の人間まで切り込みまくっている。炭火より熱い親子物語にも満足度は高い。 実在の焼肉店でロケを敢行したりと映画作りへのこだわりを感じる。 土屋太鳳さんの食いっぷりが最高過ぎて空腹誘ってきますので要注意人物です。
リトル・フォレスト 春夏秋冬
- 制作年:
- 2018年

続きまして3本目は韓国映画からご紹介! 都会で恋も就職も上手くいかず故郷に帰ってきたへウォン。田舎で自給自足の生活をし、自分の人生を見つめ直していく成長物語。 お待たせしました。この映画のメインキャストは、ズバリ韓国料理!! ジャンルかい。と思った方もいるかもしれないが韓国料理の数々にヨダレが止まらない映画なのだ。 この作品、五十嵐大介先生の漫画『リトル・フォレスト』が原作で、橋本愛さん主演の『リトル・フォレスト夏/秋 冬/春』の4部作で映画化もされている。 日本版だと四季折々の日本料理が出てくるのだが、韓国版は韓国料理へ変更されているのがおもしろい。四季が変わる度次々と出てくる色とりどりの韓国料理に年中お腹が空きっぱなしだ! 特に作中の韓国料理の中でも映画飯として良かったのがマッコリ。 マッコリとは、朝鮮半島の伝統酒の一種で米を原料とするアルコール発酵飲料。 日本版は甘酒だった所でマッコリが登場する。 へウォンがマッコリを作るのだが、蒸した米が発酵してお酒が白銀の世界ぐらい美しい白色になっていく過程が映し出され、思わずスクリーンへマッコリを汲みに行きたくなる。 そんなマッコリを同級生たちに振る舞うシーンがあるのだが、そこでみんな酔っ払ってふざけたり愚痴を吐きながら自分を見つめ直す。セリフでも出てくるが「最高のつまみは、お酒を分かち合う仲間。」という究極の酒のアテを教えてもらえる最高の映画だ! マッコリも実家のキッチンで調理するのだが日本でもお隣韓国でも、いや全世界、田舎で作る料理は美味しそうに見えるという映えスポットも堪能できた。 美しい自然、そして幼馴染や近所のおばちゃんたちとの暖かい交流。人間関係や都会で暮らすのに疲れた人へ特にそこに住んでみたいなと思わせてしまう程田舎でのスローライフが魅力的に描かれている。最近何かと流行りの、村に住んだらヤバかった“村ホラー”系に震えて疲れていた人も必見だ。癒されますよ。
エイブのキッチンストーリー
- 制作年:
- 2020年

4本目は多様性な時代にぴったりの映画飯をご紹介! イスラエル出身の母とパレスチナ出身の父を持つ12歳のエイブ。宗教や文化が違う祖父母や親族、家族のみんながそれぞれの生き方をもっている。対立しがちな家族同士、エイブは手料理でその絆を取り戻そうとする。 この映画のメインキャストは、エイブの料理!! 複雑な過程環境で育ったエイブなりの、さまざまな国の味を合わせたフュージョン料理に終始釘付け。 ある日エイブはチコというシェフと出会い、彼の元で料理修行をすることに。エイブがシェフ達に振る舞う賄いは生唾ものだ。 シャキシャキの紫キャベツを千切りにしマヨネーズベースのオリジナルのタレで和え、ユニークな味付けでマリネした肉を絶妙な焼き加減に仕上げてトルティーヤで挟み完成! 師匠であるチコが「大丈夫か?」という顔をしながらも口に入れるとすぐ幸福そうな表情をするシーンでいかにこの料理が美味しいかというのが伝わるのがとてつもなく良い……! ホラー映画も料理映画も受け手の反応でそれがどれだけのものか、というのが分かる。チコや賄いを食べたシェフ達を見るとエイブのタコスが食べたくなるはずだ! 創作料理は成功もあれば失敗もある。バラバラな食材を組み合わせ自分なりのオリジナルな料理を探求していく。そんなエイブがバラバラな家族を自分の料理で繋ぎ止めようと探求し成長していく姿は本当に魅力的だ。 料理を通して宗教観や歴史的背景を見せつつ、家族の再生ドラマを描くこの映画は、エイブの料理と共に上手くフュージョンされた一品です。
映画「深夜食堂」
- 制作年:
- 2015年

いよいよ最後のお品書き。5本目は連続ドラマの劇場版から映画飯をご紹介! 繁華街の裏路地にひっそりと佇む深夜0時から営業する小さなカウンターだけの店「めしや」。メニューは豚汁定食にビールと酒、それと焼酎だけ。でも材料さえあればお客さんの食べたいものを何でも作ってくれるマスター。そんなめしやに集うお客さんたちとの群像劇。 安倍夜郎先生の漫画「深夜食堂」をドラマ化。その劇場版が今作にあたる。 マスターの真心がこもった料理が並ぶ、白米に合うキングオブ映画! このシリーズのメインキャストは、豚汁!!深夜食堂の顔であり象徴の一品。 開店する前に豚汁を作るシーンが毎度お馴染み。豚肉を炒め、モルディブの海の様に透き通ったお出汁を入れ丁寧に切られた椎茸に人参達の具材達がダイビング。マスターがこんにゃくを手でちぎって入れるひと手間にも心掴まれる。めしやの豚汁は2種類の合わせ味噌。それを溶いて一つの味にしていくさまはバディムービーの様だ。完成した豚汁はさぞかし最強の味に違いない! 劇場版とドラマを含め、この作品の空気には深夜の落ち着きと居心地の良さが感じられる。ガンガン大音量でBGMを流す訳でもなく、ド派手なドタバタ劇が行われるわけでもない。 しっぽりとお客さんが注文した料理から、その人の人生を紐解いていく。それぞれの人生には、忘れられない飯がある。飯から見える人生……味の染みた料理にうなり、人情話が心に染みる。『深夜食堂』はこれが良いのだ! 豚汁の様に、いろんな人達がめしやに集まり深みを出した味のあるドラマに舌つづみをうつこと間違いなし! 劇場版は「ナポリタン」に「とろろご飯」などが出てくるのでどんな人間ドラマになるか必見ですよ。 マスター役で主演の小林薫さんを始め、松重豊さんにオダギリジョーさん、宇野祥平さんまで出演と、おせちのような豪華実力派俳優陣の演技もご堪能ください。