
乙女怪獣・ウルトラマンテオ、2026年夏の新作2本が「変身する理由」
こういう作品2本が同じ夏に始まるの、誰かと話したくて仕方がない。 『乙女怪獣キャラメリゼ』と『ウルトラマンテオ』。ジャンルは全然違う。でもこの2本、変身する理由がどちらも「感情」から始まるんです。 『乙女怪獣キャラメリゼ』は、感情が高ぶると怪獣になってしまう女子高生の恋愛アニメ。公開レビューを追っていると「怪獣×美少女という組み合わせが新しい」「絵柄がかわいすぎる」という声が多くて、観る前からもう気持ちが動いている。 『ウルトラマンテオ』は、ウルトラマン60周年記念作品。主人公の光石イブキは宇宙人なんだけど、明心大学獣医学部の3年生として地球で暮らしている。故郷をすでに失った彼が、それでも変身してこの星を守ろうとする。公開レビューでは、そうした「失った」から始まる物語の重さが、シリーズの新しい方向性として評価されている。その「失った」から始まる物語の重さが、初めて設定を知ったとき、なんか胸のあたりをざわっとさせた。 この2本が同じ7月に始まること、偶然じゃない気がしている。怪獣のいる物語が、戦いの話じゃなくなってきた。しばらく、頭の中に残りそうだ。
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- 作成日時:
- 2026/06/22 09:22
乙女怪獣キャラメリゼ
恋をしたら、怪獣になる。 その設定を聞いた瞬間、笑ってしまった。でも観始めたら、全然笑えない話だった。 黒絵が、ずっと人を遠ざけて生きてきた理由。感情を押し込めて、誰にも近づかないようにしてきた理由。それって怪獣になるからなんだけど、なんか、怪獣じゃなくても「そういう人」っているよな、とふと思った。自分が誰かを傷つけるのが怖くて、最初から距離を置いてしまう人。 千賀光莉さんが演じる黒絵の、感情を必死に抑えようとする表情がつらくて。新汰に心を開きかけるたびに、「でも怪獣になっちゃうよ」って、こっちまで息を詰めてしまう。 レビューを読んでいて目立つのが、絵柄の可愛さへの言及で。確かに画面はすごくきれいなんだけど、その可愛い絵の中で描かれていることが、思ったより切ない。 恋愛ものとして観始めて、途中から別の何かを受け取っていた。そのずれが、まだ頭に引っかかっている。
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実は、ウルトラマンって「地球を守る存在」だと思い込んでいた。 でもイブキは違う。故郷をすでに失っている。守るべき星が、もうない。 そのことを知ったとき、変身シーンの意味がまるっきり変わった気がした。テオクリスターを握りしめる手が、勝利への覚悟じゃなくて、もう失いたくないという必死さに見えてくる。 岩崎碧さんが演じるイブキ、大学生活の中では「地球の常識に馴染めない宇宙人」なのに、どこか懸命で、ちょっとぎこちない。そのぎこちなさが、かえってリアルだった。獣医学部の3年生という設定も、戦士じゃなくて生き物に寄り添う人間として描きたいんだろうな、と思う。 ウルトラマン60周年の節目に、こういう主人公を選んできたこと。それがいちばん、じわっと来た。 「守りたい」が生まれる前に、「失った」がある。その順番を忘れないまま、この夏を見届けたい。
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