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設定だけで勝っているSF──『セブン・シスターズ』のアイデアに拍手!

設定だけで勝っているSF──『セブン・シスターズ』のアイデアに拍手!

『セブン・シスターズ』、これはおもしろかった! ハラハラドキドキの連続で、「真相はどうなるのよ?」と最後まで画面に釘付け。久しぶりに「この設定、最高じゃん!」と素直にワクワクできるSFだった。 まず設定が抜群におもしろい。ノオミ・ラパスが七つ子を一人七役で演じ、それぞれ月曜から日曜まで担当する曜日だけ外へ出て、一人の人間として社会生活を送る。ここだけでも十分に映画一本作れるアイデアだ。それなのに、「七人で一人を演じる」というドラマだけでは終わらない。 最初は「正体を隠して生きる七つ子」の話かと思っていたら、月曜が突然失踪する。そこから火曜、水曜と次々に外へ出て真相を探り始めるのだが、思っていた以上に大きな事件へ巻き込まれていく。その展開がテンポ良く、しかも容赦ない。「えっ、そんなにあっさり退場するの?」という場面も多く、それが逆に緊張感につながっていた。 そして何より、この未来世界の設定がたまらない。環境問題への対策が進んだ結果、多胎児が増え、人口過剰が深刻化する。そこで「一家族につき子どもは一人」という政策が生まれ、二人目以降は未来で目覚めることを信じて冷凍睡眠させられる──という、とんでもない常識で成り立っている世界なのだ。 もう、こういうSFが大好き。 現実にはあり得ない設定なのに、「もしかすると、そうなるかもしれない」と思わせる絶妙なラインを攻めてくる。良いSFというのは、この「一歩間違えば現実になるかもしれない」という感覚があるからおもしろい。 そして、その世界観の上で七つ子を演じ分けるノオミ・ラパスが素晴らしい。髪型や服装だけではなく、仕草や表情、立ち居振る舞いまでちゃんと個性があるので、「誰が誰なのか」が自然とわかる。一人七役なんて企画倒れになりそうなものだが、彼女の演技力が作品全体を支えていた。 設定の勝利、脚本の勝利、そして主演の勝利。 三拍子揃ったSFだったと思う。 最近のSFは世界観ばかり大きくして、肝心の物語が薄くなってしまう作品も少なくない。その点、『セブン・シスターズ』は設定のおもしろさをしっかり最後まで活かし切っている。だから最後まで飽きずに見られるし、「こういうSFが見たかった!」という満足感も大きい。 久しぶりに、見終わった後にニヤニヤしながら「いいSFだったなぁ」と思える一本だった。隠れた良作というより、もっと評価されていい傑作SFだと思う。

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  • 作成日時
    2026/06/25 23:16

セブン・シスターズ

総合評価:2.9制作年:2016年制作国:ベルギー、フランス、イギリス、アメリカ再生時間:-
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セブン・シスターズ

これはおもしろかった!ハラハラ・ドキドキ、そして真相はどうなるのよと画面に釘付け。これはおもしろかった! ノオミ・ラパスが七つ子を演じて七人が各曜日で割り当てられ、一人の人間を七人で過ごすという始まりからおもしろい。騙している悪女の話かと思ったら、ノオミ・ラパスは何やら事件に巻き込まれる側だった。しかもかなり大掛かりな事件。月曜が失踪し、火曜・水曜と外に出ていき謎を探る。そこで起こるいろいろ。そして容赦ない展開。そんなにあっけなく退場させるのねという数々。それがテンポがよくて見やすいし、逆にどういった結末になるのかと釘付けだった。なんといってもトンデモ常識で描かれる未来世界。環境対策したら双子以上が生まれやすくなった▷人口過剰で危険だから家族に子供は一人だけ▷あとの兄弟は冷凍睡眠して解決した世界で解凍されます。はぁー、こういうの大好き。ノオミ・ラパスの七つ子も個性立っててナイスなのがベースにあったのだと思う。久しぶりに見ていて嬉しくなるSFだった。

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