
『ミッドナイトタクシー』第4週 心に残った古川琴音の叫び
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- 作成日時:
- 2026/06/28 20:05
ミッドナイトタクシー
主人公・蘭象子(古川琴音)が運転するタクシーに、「中は見ないで捨ててほしい」と書かれた謎の筒が置き忘れられる。この出来事をきっかけに、後輩・平良さん(小林桃子)が胸に抱えていた迷いが少しずつ浮かび上がっていく。 第4週は、勝野つばさ(礼真琴)、陽斗(兵頭功海)、そして象子の後輩・平良さんという3人を軸に物語が展開。それぞれが「誰かの役に立ちたい」という思いを抱えながら、不器用にも前へ進もうとする姿が丁寧に描かれていた。 中でも印象的だったのは、乗客・つばさがわざと象子のタクシーに置いていった筒の存在。その小さな出来事が、平良さんが抱える悩みと向き合うきっかけになっていく。派手な展開ではないのに、人と人との距離が離れたり少しずつ近づいていく脚本の巧みさを感じた。 一方、源さん(竹中直人)から珍しく休日の運転を頼まれた象子が出会うのは、病気のため外出できない青年・陽斗(兵頭功海)。彼が操る遠隔ロボットを通して描かれる交流も、この週の大きな見どころだった。 特にラストの「白玉」を巡るエピソードは、思わず笑みがこぼれる温かさがありながら、その奥には切実な願いが込められていて胸を打たれた。15分ドラマとは思えないほど、感情の余韻が長く残るエピソードだった。 第4週を通して繰り返し描かれたテーマは、「人の役に立ちたい」という思い。そのテーマを彩るように、筒状の食べ物や杏仁豆腐、白玉、コーヒー牛乳、カレーライスといった"食べ物"が今回も物語のアクセントになっている。 「分かろうとする人がいなくなったら世界は終わると思う」 この象子の言葉が、第4週のテーマを象徴していたように思う。 「人の役に立つ」ということは、何か特別なことをするのではなく、相手を分かろうとする姿勢そのものなのかもしれない。 ……とはいえ、第4週を振り返って真っ先に思い浮かぶのは、高架下で象子が全力で叫んだ 「わたしは完璧じゃなーーーい!」というシーン(笑)。 重いテーマを扱いながらも、笑いと温かさで包み込んでくれる。この絶妙なバランスこそ、『ミッドナイトタクシー』という作品の大きな魅力だと改めて感じた。
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