
ゴツい男と少女、この組み合わせはやっぱり最強──『マイ・スパイ』
『マイ・スパイ』は、このジャンルが好きな人にはたまらない一本だ。 マッチョな男と子どもがコンビを組む映画って、なぜか定期的に作られる。でも、それがまた微笑ましくて好きなんだよね。大男が子どもに振り回されながら少しずつ変わっていく。この安心して見られるほっこり感がたまらない。 主演はデイヴ・バウティスタ。これがまたハマり役だった。もちろんドウェイン・ジョンソンでも成立しただろうけど、あの人だと器用すぎて少し「あざとさ」が出てしまう気もする。その点、バティスタはどこか不器用そうで、人付き合いも苦手そうな雰囲気がある。この絶妙な人間臭さが作品にピッタリだった。 物語自体はとてもベタだ。不器用な男が子どもと出会い、少しずつ心を開いていく。母親とも距離が縮まり、家族のような関係になっていく。そして忘れかけていた任務が再び動き出し、最後はド派手なアクションへ──という王道中の王道。でも、このジャンルはそれでいい。むしろ、その王道をどれだけ気持ちよく見せられるかが勝負なのだ。 監督のピーター・シーガルは、そのあたりを本当によくわかっている。笑わせるところ、ほっこりさせるところ、アクションで盛り上げるところ。その配分が絶妙で、終始安心して楽しめる。 クライマックスも最高だった。いろいろと前フリを積み重ねた上で、最後はお決まりの「爆発を背に歩く」スローモーション。こういうの、わかっていてもテンションが上がるんだよね(笑)。しかも子どもの前でなかなか容赦ないトドメを刺すあたりも、この映画らしい豪快さだった。 それと、相棒の女性エージェントも良かった。主人公だけでなく、脇役までちゃんとキャラクターが立っている。こういう細かい部分を疎かにしないから、作品全体の居心地が良くなるのだと思う。 『マイ・スパイ』は、新しいことをやっている映画ではない。でも、王道だからこそ求められるものをきっちり届けてくれる。笑えて、アクションがあって、最後はちょっと温かい気持ちになれる。 こういう映画が一本あると、休日の午後がちょっと幸せになる。そんな安心感たっぷりの良作だった。
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- 作成日時:
- 2026/07/01 21:22
マイ・スパイ
マッチョ俳優と子どもの組み合わせは、なぜか皆したがるのが微笑ましいよね。ほっこり具合がよくて大好きなジャンルだ。ひょんなことから女の子と共にすることになるバティスタ。バッチリな存在感とキャラクターでちゃんと笑える。ドウェイン・ジョンソンだと上手すぎてあざとくなりそうで、バティスタくらいの不器用そうな感じの方がとても合っている。お話はとてもとてもベタなんだけど、それでいいのよこのジャンルは。不器用な男が子どもを助けたり、お母さんと恋したり。そこから程よい時間が経ったら任務のことが思い出されて大立ち回り。さすがピーター・シーガルが安心感抜群の正解の展開を見せてくれる。最後は子どもの前でなかなかのトドメ(笑) いろんな前フリをしてからの、後ろで爆発歩きスローモーションが最高! 相棒の女性もよかった。細部のキャラまで疎かにしない好印象の傑作でした。
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