
口外禁止と銘打たれた話題のスペイン映画【シラート】
2025年のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞し、本国スペインでも大ヒットした、『シラート』。予告編に釣られてみてきました。 タイトルの「シラート」はアラビア語で地獄と天国の間に架けられる、髪の毛よりも細く、剣よりも鋭いとされる細い橋のことです。 あらすじは、砂漠で開かれるレイブパーティーで行方不明になった娘を探すため、父と息子がモロッコの砂漠を旅するというもの。 でも、この映画はあらすじだけでは本当に語れません、、。
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- 作成日時:
- 2026/07/04 18:51
シラート
観ていて、現実を見せるための宗教的な意味を感じる場面がいくつもありました。そして、その現実のすぐ隣には常に戦争の影があるように感じます。 特に印象に残ったのは音の使い方です。この映画では、音楽が音楽としてではなく、音として使われています。BGMとして感情を誘導するのではなく、その空間に存在する音そのものとして鳴っている感覚でした。 たとえば、レイブパーティーのシーンでは、映画館のスピーカーを通して観客も実際にその場にいることを体験させられます。 間違いなく、映画館のスピーカーで体験することで完成する作品だと思います。 正直、「ネタバレ厳禁」という評判を聞いて、好奇心で怖がりに行ったのですが、怖がる映画ではありませんでした。 地続きの現実を見せられた、そんな感覚です。 そして最後に思ったのは、よくこれを日本で公開しようと思ったな、ということです。 派手なエンタメ作品ではないですが、これはぜひ映画館で体験してほしい一本でした。
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