この作品は、「もしもあの時、違う選択をしていたとしたら......？」というIfの世界を映していて、もしかしたら歩んでいたかもしれない4つの世界線を並行して描いた作品。 運命を決める要素の１つは、選択により行動を起こすこと。 もし、バスに乗り遅れずに本屋で彼と出逢えていたとしたら、果たして彼女はどんな人生を送っていたのだろうか。 それぞれの人生の中にも、苦楽の両面がある日々が存在し得るからこそ、気難しく捉えずに自由で勇気ある一歩を踏み出すことが大切だということを教えてくれる。 本作の舞台となる、パリ・アムステルダム・ベルリン・ニューヨークの街並みはもちろん、年代ごとに彩られていくファッションの変化も見所。 各々の人生を映す上で、パラレルに映像が遷移するため、髪型や洋服の些細な変化を効果的に作用させて丁寧に各世界線を描いていく。 Ifの人生が語られる本作。彼女が最終的に選んだ人生とは、４つのうちどの人生だったのだろうか。 是非、予測しながら観てみてほしい。