
知られざるムーミンの世界
最近、俳優の杏さんのYouTubeにハマってよく観ています。 彼女は現在、パリから3ヶ月間だけお仕事でフィンランドに滞在しているとのこと。最近観た動画ではムーミン美術館を訪れており、とても楽しそうにムーミンやニョロニョロと触れ合っていらっしゃいました。 【杏/anne TOKYOチャンネル】世界で一つのムーミン美術館をご案内! https://youtu.be/Z9gOm5Z1ae8?si=eB-KA5PDL9oDpQWX また別の動画でも、ヘルシンキ美術館でムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソンさんの展示を観たというお話もされていて、お仕事の合間にフィンランドを大満喫されているようです。 日本でもムーミンを楽しめる施設がたくさんあります。埼玉にある「ムーミンバレーパーク」や軽井沢にある「ムーミンカフェ」など、自然豊かでほのぼのとした世界観のムーミン。この世界観からは、想像し難いのですが、初版のムーミンの小説は1944年、第二次世界大戦のさなかに執筆され、1945年に初出版、2025年はムーミン誕生からちょうど80周年の年となります。小説からアニメ化され、現在では世代や国境を超えて多くの人々に親しまれているムーミンですが、その元となる小説は、防空壕の中でおびえる子どもたちにトーベ・ヤンソンさんが語った物語がきっかけとなっています。 ムーミンの魅力は、人間らしさを兼ね備えた絶妙なキャラクター設定にとどまらず、トーベ・ヤンソン作品が持つ深いメッセージや哲学にあると私は感じています。作家、そして画家としての彼女の人生を知ることで、ムーミンの物語を観る目が少し変わってくるのではないでしょうか? 今日はその世界中で愛されるムーミンの関連作品をご紹介したいと思います。 編集担当:お気楽🐾ヤマウチ
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- 作成日時:
- 2025/04/14 15:51
- 更新日時:
- 2025/04/16 16:46
TOVE/トーベ
- 制作年:
- 2020年

言葉少なく、かつ穏やかな時間が流れるムーミンの世界。このアニメの世界が1940年代、第二次世界大戦の最中に、トーベ・ヤンソンが苦しみながら生み出したということは、にわかには信じられません。 当時の世界状況や言論統制によって、彼女が直面した社会的な変化や個人的な葛藤がムーミンの物語にどのように影響を与えたのか?この作品を観た後は、ムーミンのアニメに込められた意味など、いろいろな事を考えさせられます。 表現することを恐れていた主人公が、創造力を働かせて表現を続けることで、周囲の人々との関係が変化していく様子が丁寧に描かれており、この作品を通じて、戦争の影響を受けた人々の心の変化や感動的なストーリーに触れることができます。彼女の情熱と独自の視点が光るシーンも多く、ぜひムーミンのアニメと一緒に楽しんでほしい作品です。
ムーミンの谷のなかまたち
- 制作年:
- 2019年

ついでに、ムーミンのアニメもご紹介。2019年にNHK BSで放送されていたムーミン作品。ファンの間では有名なお話ですが、このアニメのスナフキン役の声優さんはなんと、俳優の高橋一生さんなのです!自由を愛し、世界中を旅するスナフキンと高橋一生さんの粋でアンニュイな雰囲気がぴったりだと思いませんか?子供の頃に観ていたアニメの雰囲気をそのまま、最新の技術で描かれたきれいな映像で楽しむことができます!
ムーミン谷とウィンターワンダーランド
- 制作年:
- 2017年

2017年、ムーミントロール役を宮沢りえさん、ムーミンパパを森川智之さんが担当、そして、ナレーションを神田沙也加さんが務めた作品です。舞台はクリスマス、そうです、冬眠の最中起こされてしまう、というお決まりのシチュエーションですね(笑)ほっこりすること間違いなしです!