あらすじと作品概要 ============= 舞台は地球と宇宙をつなぐ“グリッド軌道”が整備された未来。新人パイロットたちが、謎の重力障害と共に現れた新型MS“GQuuuuuuX”を巡って戦いに巻き込まれていきます。シリーズらしい“人間ドラマ×戦争×モビルスーツ”の要素はそのままに、現代的な演出とテンポ感で展開される新世代ガンダムです。 初代リスペクトが光る演出 ================== 1話目では「全く新しいガンダムが始まった！」という印象でした。 『水星の魔女』を観ていた私には、女性主人公という点もすんなり馴染みましたし、ガンダム＝男性向けというイメージがあったので、入口として優しい作品だと感じました。 でも、本当に驚いたのは2話目。初代ファンにはおなじみの「シュウッ」というCM入りSEや、BGMにあわせて心情を語りすぎる“初代シャア風”キャラの登場など、あの時代の空気感を完璧に再現していて思わずニヤリ。初代を履修していて良かった……と感じました。 “庵野遺伝子”を感じる演出と構成 ====================== 制作はスタジオカラー、そしてなんと庵野秀明さんが本作に関わっていることが明らかになっています。それを知ったうえで観ると、「ああ、やっぱり…！」と頷ける演出が随所に。ウルトラマン、ゴジラなどの名作をリスペクトしながらリメイクしてきた庵野さんならではの「そうそう、こういうのを観たかったんだよ！」という演出が本作にも詰まっています。“作り手”と“受け手”の想いが噛み合う感覚が心地よい。まさに「ガンダムってこうだよね！」を体感できる作品です。初代ファンの心をくすぐる“分かってる”構成に、思わずニヤけてしまいました。 最後に──気持ち優先の先行レビュー ========================= まだ2話目までですが、すでに心を掴まれたので先行レビューを書きました。ガンダム初心者の私でも楽しく観られたので、初代ファンはもちろん、これから観ようかなという方にもオススメです！ぜひ一緒に“GQuuuuuuXの世界”を楽しみましょう！