
あなたのライブを観てみたかった!フレディ・マーキュリーの素顔に迫るドキュメンタリー
先日同僚がポール・マッカートニー来日ツアーのTシャツを着ていて、「それ、自分も東京ドームで観ました!」と、思わぬところで音楽談義が盛り上がりました。 そこから「誰のライブを観たい?」という話題に発展し、「フレディ・マーキュリー在籍時のクイーンのライブを体感してみたかった」という話に。 現在、クイーンは「クイーン+アダム・ランバート」としてライブ活動をしていますが、オリジナルボーカルは言わずと知れたフレディ・マーキュリー。 唯一無二の歌声と圧倒的なステージパフォーマンスで世界中を魅了し続けた彼は、1991年にエイズによる合併症で45歳の若さでこの世を去りました。 そんな彼のキャリアの裏側にあった、知られざる葛藤や孤独に焦点を当てたドキュメンタリーが、『バイオグラフィー:フレディ・マーキュリー ~孤高のヴォーカリスト』です。 (K9153)
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- 作成日時:
- 2025/05/14 14:45
バイオグラフィー:フレディ・マーキュリー ~孤高のヴォーカリスト
- 制作年:
- 2008年

本作はタイトル通り、華やかなステージの裏側で彼が何を思い、どんな人生を歩んでいたのかが丁寧に描かれています。 前半はクイーンの歴史、後編でフレディ自身の人間性に焦点を当てた構成。 彼と関わりの深かった友人、関係者、音楽業界の人々など、多くの証言をもとに構成されていて、「ステージ上とは違う、こんな一面もあったんだ」と驚かされるエピソードもたくさん。華やかなパフォーマンスの裏で、プレッシャーや不安、孤独とも向き合っていたことが伝わってきます。 フレディは当時のザンジバル(現在のタンザニア)生まれで、インド系パールシーの家庭に育ち、のちにイギリスへ。でも、自らの出自のことはあまり語らなかったそうです。 さらに、当時は今よりずっとセクシュアリティに対する理解も乏しく、公にするのが難しい時代でした。 そんな中で彼がどれだけの葛藤や孤独を抱えていたのか、番組では彼に近しい人たちの証言や映像から見えてきます。 このドキュメンタリーを見ることで、クイーンの音楽がこれまでと少し違って聴こえてくる気がします。