
『君の好きは無敵』1話〜3話感想|松本若菜「…好き」の破壊力に雷が落ちた
※この記事は第3話までの内容に触れています。まっさらな気持ちで観たい方は、U-NEXTやTVerで追いついてから戻ってきてくださいね。 第3話のラスト、草壁杏奈(松本若菜さん)の口からこぼれた「…好き」のひとことに、SNSでは「破壊力がヤバい」という声があふれました。かわいいも好きもよくわからないまま生きてきた元エースコンサルタントが、初めてその言葉を自分のものにする場面です。まだ3話までしか放送されていませんが、この一瞬のために積み重ねてきた助走があったんだと感じました。 きっかけは、偏屈なキャラクターデザイナー・瀬尾深月(佐野勇斗さん)との出会いです。FIREして退職し、スキマバイトで食いつなぐ杏奈が、善意のつもりで彼の仕事を奪ってしまったことから、二人三脚の日々が始まります。「かわいい」を巡ってぶつかりながら距離を縮めていく二人を見ていると、感情がわからない人にも「好き」は突然やってくるものなんだと思わされました。
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- 作成日時:
- 2026/07/29 18:07
君の好きは無敵
第3話を見終えたとき、杏奈の中で何かが静かに変わり始めているのに気づいて、胸の奥がじんわりあたたかくなりました。 松本若菜さん演じる草壁杏奈が、ラストで小さくつぶやく「…好き」。あれは演技なのに、もらい泣きしそうになるくらい、じんと来ました。「かわいい」という言葉の意味すらよくわからないまま生きてきた人が、初めて何かに心を撃ち抜かれる。その瞬間のために、第1話から丁寧に積み上げてきたんだと、見返してようやく気づきました。 第1話での瀬尾との出会いは、なんともふしぎな縁の結ばれ方で。杏奈が正義感で動いて、結果的に彼の仕事を奪ってしまう。その後ろめたさから始まる関係なのに、二人でいる時間が妙に心地よく見えるんですよね。 第2話で瀬尾が、MERRYへの対抗心よりも自分の「かわいい」を選び、「ただ支える」というコンセプトにたどり着く流れも好きでした。感情に言葉がついてこなくて、まわりに合わせてうなずいていた時期のことを、杏奈のもどかしさに重ねてしまって。 第3話では、なかなかデザインに取りかからない瀬尾に杏奈の怒りが沸点まで達する一方で、MERRY側では廣瀬(藤井隆さん)が変わりゆく社内に葛藤を抱え始めます。この静かな伏線が、この先どう効いてくるのか。 序盤3話が、ひとつの小さな助走として美しくつながっている。あの「…好き」の続きを、来週も見届けたいと思います。
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