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ツッコミ待ちのパニック映画たち

ツッコミ待ちのパニック映画たち

映画といえば名作・傑作をじっくり味わうのも良いが、たまには肩の力を抜いて、大味な展開やツッコミどころ満載のパニック映画を楽しんでみるのも一興である。荒唐無稽? ご都合主義? 上等である。理屈より勢い、リアルさより「なんでそうなる!?」の楽しさに振り切った作品たちは、ある意味で観る者の想像力を刺激してくれる。 今回はそんな“ツッコミ待ち”の愛すべきパニック映画たち――『ザ・ビースト』『ピクセル』『ゼット・ブル Z Bull』の3本をご紹介する。気軽に笑い、驚き、時には真顔になる、そのカオスな魅力をご堪能あれ。 編集担当:お試し係B

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  • 作成日時:
    2025/05/16 17:05

ザ・ビースト

制作年: 
2020年
ザ・ビースト

捕獲した猿やら毒蛇やらホワイトタイガーを積んだ船に、なぜかたまたま凶悪なテロリストまで乗り合わせることになり、どっちのほうがどれだけ危険かバトルが始まった!という感じの本作。パニック映画としては舞台が船内に限定されているため規模は小さいものの、水上という逃げ場も救助も期待できない状況は、絶望感を煽る。 セキュリティが杜撰な船に凶悪なテロリストを乗せるという設定は、カモフラージュのつもりかもしれないが、いささか強引に過ぎる。 悪を気取ってはいるものの、どこか憎めないニコラス・ケイジ演じる主人公が、なんとか事件を解決していく姿を描いた、気軽に楽しめるアクション映画である。

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ゼット・ブル Z Bull

制作年: 
2018年
ゼット・ブル Z Bull

意味のないブレインストーミング、理解不能なアルファベット略語、煩雑な手続きなど、会社組織に対するブラックユーモアが満載の作品である。 材料の遅延により、納期に間に合わせるため無理やり完成させたエナジードリンクは、副作用満載の製品に。それを社内に配布したところ、社員たちが暴力的なモンスターへと変貌を遂げ、大混乱に陥るという展開は、まさに悪夢そのもの。 モンスター化した社員たちが繰り出す暴力が、驚くほど大味で雑な点が、かえって笑いを誘う。 そして、最後の最後で経費を削減した結果、防御が手薄になり事態が悪化するというオチは、現実に起こりそうだなと思ってしまった。 会社員であれば、共感できる点が数多く見つかるかもしれない、痛快なコメディ作品である。

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ピクセル

制作年: 
2015年
ピクセル

本作は、ゲームキャラクターの姿で襲来した異星人に対し、かつてアーケードゲームに熱中した猛者たちが、その腕前を駆使して立ち向かうという奇想天外なストーリー。 敵キャラクターが半透明のクリスタルブロックで構成されているため、純粋に美しく、画面映えする。 また、さりげなくマリオが登場するなど、画面の隅々まで目を凝らせば、他にも隠しキャラクターを発見できるかもしれない。 昔ながらのアメリカ映画のお約束が満載された大味な作品ではあるが、頭を空っぽにして気軽に楽しむには最適な一本と言えるだろう。

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