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『大空港~GATE24~』第3話|眞栄田郷敦・早見圭一郎「ダディ」と呼ばれた男の決断

『大空港~GATE24~』第3話|眞栄田郷敦・早見圭一郎「ダディ」と呼ばれた男の決断

※以下、『大空港~GATE24~』第3話の内容・ネタバレに触れています。 まさか早見圭一郎が「ダディ」と呼ばれる日が来るとは思いませんでした。 幼いルイス(柊エタニエル)が、眞栄田郷敦さん演じる早見圭一郎と、趣里さん演じる森万智を「ダディ&マミィ」と呼んで懐くんです。 国際問題に発展しかねない緊迫した状況の中で、突然飛び出した「ダディ&マミィ」という呼び名。でも第3話を最後まで見ると、この「ダディ」という言葉が、早見の変化を象徴しているようにも思えてきました。 これまで早見は、「It's not my call(自分が決めることではない)」と自分の中で線を引き、一歩引くことを選んできました。しかし今回は、その立場にとどまらず、自らの強い意志で決断を下します。 冷静な入国審査官というだけでは説明できなかった早見圭一郎。その内側が一気に見えてきた第3話でした。

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  • 作成日時
    2026/08/07 09:01

大空港~GATE24~

総合評価:2.7制作年:2026年制作国:日本再生時間:-
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### 一歩引いてきた早見が「It's my call」と下した決断 これまでの早見は、無駄な波風を立てず、自分に与えられた職務を全うする人物でした。 早見が自分の中で決めていたのが、「It's not my call」というスタンスでした。 「自分には関係ない」ではなく、「自分が決めることではない」。制度や秩序を重んじ、自分の役割を踏み越えないという早見なりの生き方が、そこにはありました。 ところが第3話では、ルイスの誘拐疑惑という重大な問題を前に、その姿勢が変わります。 父ジュリアン(厚切りジェイソン)はルイスの親権を持ち、叔母・篠宮文佳(凰稀かなめ)がルイスを連れ出していたことから、対応次第では条約違反や国際問題にまで発展しかねない状況。それでも早見は制度だけを見て終わらず、自分自身の意志で一歩踏み込みます。 そんな早見が、この局面で口にする「It's my call」。誰かに判断を委ねるのではなく、自分で決断を引き受ける。その一言に、これまでの早見との違いがはっきり表れていました。 ### 貴島との再会で見えてくる、早見が“一歩引いてきた”理由 そんな早見の人物像をさらに掘り下げるのが、外務省領事局の貴島英斗(小林虎之介)です。 貴島は早見の大学時代の同級生。 普段は冷静に職務をこなす早見ですが、突然現れた貴島を前に、明らかにいつもとは違う反応を見せます。 そして第3話では、なぜ早見が自分の役割を越えず、一定の距離を保つ生き方を選んできたのか、その背景にも光が当たります。 これまで少し距離のある人に見えていた早見にも、今の考え方につながる過去がある。 そう分かることで、「淡々とした入国審査官」という第1話の印象が、少しずつ違ったものに見えてきました。 早見の現在だけでなく、その生き方が形作られた背景まで見えてくることが、第3話を早見圭一郎の重要回にしているように思います。 ### 万智とGATE24との出会いが、早見の決断につながっていく もちろん、早見が突然別人になったわけではありません。 第1話、第2話から積み上げられてきた変化が、第3話の決断につながっています。 その変化に大きく関わっている一人が、森万智です。 「分からないことを、分からないままにしておくのが、イヤ」 目の前の違和感を放置せず、自分で確かめる万智。一方の早見は、自分の職務と制度の境界を大切にしてきました。 考え方はかなり違う二人です。 でも万智やGATE24の仲間たちと行動する時間が増えるにつれて、早見の中にも少しずつ変化が積み重なっていた。 だからこそ、第3話で自ら決断する早見の姿が唐突に見えないんですよね。 万智が早見を「変えた」と単純に言うのではなく、GATE24で過ごしてきた時間全部が、早見を一歩前へ押し出している。その積み重ねが見えるところも好きでした。 ### ルイスに「ダディ」と呼ばれた早見、万智との“名(迷)コンビ”も効いてくる そんな重い展開のなかで、どうしても忘れられないのが「ダディ&マミィ」です。 ルイスからなぜか「ダディ&マミィ」と呼ばれ、見守り役を任される早見と万智。 立場も考え方も違う税関職員と入国審査官が、ひとりの子どものために並んでいる。それだけで、これまでとは違う二人の関係が見えてきます。 特に早見が「ダディ」側なのがいいんです。 普段は自分の職務領域をきっちり守っている早見が、ルイスと関わることで、制度だけでは割り切れない問題の真ん中に立つことになる。 シリアスな誘拐疑惑の中にある微笑ましい場面でありながら、振り返ってみると、早見が自分の意志で動き出す第3話の物語にもつながっているように感じました。 「ダディ」と呼ばれたことがこんなに効いてくるとは思いませんでした。 冷静で、一歩引いて物事を見る入国審査官。 それだけだった早見圭一郎の印象が、第3話で大きく更新されました。 ずっと一歩引くことを選んできた早見が、自ら「It's my call」と言って決断を引き受ける。その一言に、第3話まで積み重ねてきた彼の変化が凝縮されているように感じました。 早見が何もかも変わったわけではありません。でも、これまで見えなかったものが確かに見えた回でした。 この一歩の先で早見圭一郎がどう動いていくのか。しばらく気になったままになりそうです。

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